真冬のビデオまつり「大怪獣東京に現わる」「ハクソー・リッジ」

映画4本、プラス「孤独のグルメ シーズン9」全12話。

REVENGE リベンジ 鮮血の処刑人
【1,000円】アメリカ映画でよくある、殺されかけた女性が悪い男に復讐する話。なんだろう、この作品は決定的に爽快感が足りない。主人公は元レンジャー部隊でまともに戦ったら圧勝してしまうので、武器がないとか、怪我人を連れて歩くとかハンディを与えているからだろうか。そのわりにラスボスは遠くからスナイパーライフルでズドン。ここはミンチにしようよ。

悪魔の奴隷 (字幕版)

悪魔の奴隷
【1,500円】インドネシア製のホラー映画で本国では記録的な大ヒットをしたそうだ。これの続編が作られていてもうすぐ日本でも公開される。ホラー映画の要素がてんこ盛り、まさに幕の内弁当状態。ホラー映画って冷めた目で見るとギャグなんだよね。最近の日本映画はいままでにない物を作ろうとしすぎてギャグになっちゃってる。あと、先日に見たタイ製のホラー映画も本作も、宗教に根ざした霊とか悪魔がベースになっていて、日本人である私は現地の人と同じように怖がれてない気がする。

大怪獣東京に現わる
【1,500円】1998年公開の映画。海に出現した怪獣が東京に上陸、東京は未曾有の大災害になる。だが映画の舞台は福井県。こっちまでは来ないだろうとお茶を飲みながらテレビのニュースを見ている、そんな福井県内の人々の群像劇。ラストではついに福井県に怪獣が来るが最後までその姿は映画には出てこない。そもそも怪獣でなくてもこの映画は作れるが、「シン・ゴジラ」にしても被害に遭うのは日本全体から見れば一部の地域だけなので、ほとんどの国民はこの映画のような日常なのかもしれない。怪獣が出てこない怪獣映画というアイデアは素晴らしい。エンドロールに「大島優子」の名前が出てくるがどこに出てた? そもそもこの映画のとき彼女はいくつだよ?

   

これか。

ハクソー・リッジ
【1,900円】メル・ギブソン監督の有名な映画、やっと見た。主役は2代目スパイダーマン、その妻は「ライド・ライク・ア・ガール」の人。彼女は美人だね。主人公が志願兵として参戦する戦争、年代からしてもしやと思ったら相手は日本だよ。敬虔なクリスチャンの主人公は兵士の命を救うため衛生兵になりたいが武器を持つことを拒否する。嫌がらせに遭ったり軍法会議にかけられたり、それでも主人公の信念は揺るがない。それが前半。後半は沖縄戦だが、映画の開始時に実話だとテロップが出なかったら信じられないような話だよ。

孤独のグルメ
【1,500円】2021年7月から放送されたシーズン9。前年の2020年はロケができないので大晦日スペシャルのみ。再開した本作では五郎さんがマスクをし、店に入ると手をアルコール消毒している。以前より食べる量が増えたよね。焼肉屋の回で、2人で分けてもいいくらいの肉を4皿とご飯を2杯。隣の人の石焼きビビンバがおいしそうなので追加。松重さんは小食だと言ってたので、還暦に近い人がこの量を食べるのは大変だよ。シーズン1から見ていこうと思ったら、このころはまだドラマのフォーマットが固まってなくて五郎さんのキャラも定まってなかったので逆に見ていくことにした。