北川景子「女神の教室」

第4話の視聴率は6.5%だって。それがどうした! 2夜つづけて北川景子のドラマが見られる幸せよ。このドラマのフォーマットが決まってきたね。

   
   柊先生から司法試験にはまったく役に立たない課題がでる

   
   学生たちが課題に取り組む。
   当初は結論が自明なことに思えたが、みんなで話し合ってみると意外と奥が深い

   
   柊先生は経過を見守る。表情から学生たちが正しい方向に行ってるのがわかる

   
   柊先生が解説

この事案で柊先生が用意している模範解答はなんだ?という興味があって私は好きだな。恋愛ドラマ、刑事ドラマ、医療ドラマにはない面白さがある。ただ、そう思う人が6.5%しかいないのが残念だ。今回の模範解答は「和解」。模擬裁判の授業をやっておきながら和解って、けっこうぶっ飛んだ結論だと思ったけど、小堺先生(役名を忘れた)のお墨付きももらった。

   
また、それに最初に気づいたのが打算の権化だと思ってた彼が

   
悩みに悩んで出した結論なのも良かった。日曜日にやってる「行列ができる法律相談所」ってあるでしょ。いまはただのトークバラエティになっちゃってるけど、開始当時は問題が出されて4人の弁護士が答えを出す。それが一致しないことが多いのが面白かった。法律の問題ならもっと一致するはずだが、あれは法律ではなく倫理の問題なんだよね。法律なら条文や判例という答えがあるが、倫理は正解がない問題、人の数だけ答えがある問題に対して、みんながより幸せになる答えを探すしかない。柊先生のまとめがすごく良かった。

   
   「いつかみんなが法曹の現場に立ったとき、この授業のことを思い出してくれるとうれしいな」

「これ大事だから覚えておけよ」ではなく「うれしいな」。実際の裁判でこんな簡単に双方が合意に達することが無いのはわかってる。その点では役に立たない授業だったのかもしれない。それでも小さな小さな理想の灯火を心の片隅に残しておいて欲しい。いいなあ、こんな先生は大学の法学部にはいないよね。それにしても視聴率はどこまで下がるのかなあ。