泉里香「高嶺のハナさん2」

やはり3話で1セットなんだな。7~9話が「HOP編~蘇れチャラ田~」。ちなみに4~6話は「BAD編~弱気にさようなら~」。1~3話はタイトルが思いつかない。

   
第2シーズンになってバカが悪化した弱気。対してハナは

   
完全にチームのリーダーになり、しかも有能。これでは釣り合わないので

   
弱気のことになるとおバカになる。この流れはうまい。社長、部長、不動に新企画のプレゼン。

   
暴走気味のチャラ田。不動は勝手に妄想の世界に入り

   
あまりの馬鹿馬鹿しさに自分で

   

   
「くだらない」と思ったら心の声が口から漏れてしまった。だが不動から否定されたと思ったチャラ田はここで冷静になり、アボガドクッキーレターの趣旨を自分の体験から語る。人が変わったよう。

   

そもそもチャラ田って頭の回転が速い仕事ができる奴なんだよね。なにしろ自力で煮干しと甘栗を発見するのだから。ただ上司から見てすごく扱いが難しい。そこで苺ちゃんみたいにバランス感覚のある部下がいると心強い。地上戦と空中戦の両方を戦えるので弱気みたいなのが混ざっていてもチームとしては盤石の構えなんだな。この企画が社内で一番になり製品化される。不動からのご褒美が

   
   伊東旅行

伊東って、この唐突感はなに? 関東地方以外にお住まいの読者はわからないかもしれないが、東京から車で行くなら近くて道がすいている房総。鉄道なら新幹線の駅がある熱海。あえてちょっと遠くまで行った感を出すなら修善寺か北に行って草津か日光。伊東ってサボテン公園以外は社員旅行の候補として出てこないよ。

せっかく弱気と相思相愛になったのに、不動に認めてもらうにはもっと仕事に集中しなければならない。やっと不動に認めてもらい社長からも賞賛され、これでもう障害がなくなったはずだった。だが社長はハナの実力を認めて不動のパートナーになり一緒にニューヨークに行くよう打診される。海外で自分の力を試したい。でもそれは弱気との別れを意味する。ニューヨーク行きはチームのメンバーも知るところとなった。不動とハナがタクシーに乗り込むところをチャラ田とうめに目撃され、二人はできているとチーム全員に誤解されている。

   

この誤解を解くためにはハナが説明するしかないが、みんなが誤解していることをハナは知らないというやっかいな状態。その結果、弱気はハナを屋上に呼び出し別れを告げる。

   

   

もう、原因は不動なんだからおまえが責任を持てよ。でも相思相愛といっても、屋上でのランチとメッセージのやりとりだけなので、ハナがニューヨークに行っても大丈夫だと思うよ。それよりミツバチ製菓は屋上をなんとかしろよ。塀も手すりもない屋上に社員が自由に出入りできたら、いつか事故が起きるぞ。これでは突風だけで墜落だ。二人の運命は次週からの伊東編に持ち越された!