冬の映画まつり「アンテベラム」「マリグナント」

「アンテベラム」の上映館がマジで少ないんだよ。「マリグナント」も多くないし、なんとかこの2作を同時に観る方法はないものかと探したら、TOHO日比谷シャンテとTOHOシネマズ日比谷。これなら歩いて5分だ。

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この作品、あらすじの書き方を間違えるとネタバレになってしまうほどの大どんでん返し。かといって制作側の「このように誤解して欲しい」に沿ってあらすじを書いたら私は嘘つきになってしまう。後から振り返るとヒントは出ていた。また合理的に解決するにはこれしかないはずだった。これ、アメリカの歴史をまったく知らない人なら騙されないかもな。しかしBLM運動の真っ最中によくこんな映画を作ったな。この心意気は日本映画も見習って欲しい。

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これもうっかりあらすじを書くとネタバレになってしまう。ここにあらすじを書いたら「わかった。それはこういう真相だろう」と想像するかもしれないが、実際に映画を観るとビジュアル的にその可能性を考えないところがミソ。前半はホラーだが、正体を現わす後半はアクション物になっているのが私としては残念。