悪いことはいわん、ルートを逆にしたまえ

琉球新報の記事。

ryukyushimpo.jp

糸満市の比嘉琉久さん(18)は、徒歩で総距離2800キロの日本縦断に挑む。22日に日本最南端の波照間島を出発し、来年1月28日には最北端の北海道稚内市にたどり着く予定だ

これ、本人のツイッターではないんだよね、琉球新報の記事なんだよね。ということは彼の話を大人が聞いて記事にしたわけだ。それならなぜこの大人は彼をこう諭さなかったのだろう。

稚内をスタート地点にして、ゴールを日本最南端にしたまえ

札幌に住んでいたとき夏休みに「最北端まで行ってみよう」と行きは海沿いに、帰りは内陸をドライブした。道北の何にも無さをなめたらいかんぜよ。ドライブガイドにも「ここでガソリンを入れないと稚内まで給油できるところが無い」と注意書きがあるほどだ。町と町の間が何十キロもあって、その間は何にも無いよ。観光になるところが無いのではなくて、木しか無いよ。しかも1月の道北は生命を拒む世界だよ。彼の挑戦のポイントがそこにあるならしかたないが、日本縦断が目的なら真冬の北海道に挑む必要は無いでしょ。いまは冬。南から北に行くとどんどん着込まなければならないだろ。最北端から南下すれば同じ服装で通せるかもしれない。18才だとそういうことがわからないかもしれないが(普通の18才はわかるような気がするが)、このプランを大人が聞いているわけだ。記事にしているんだから。これは大人の責任だと思う。