終活3

転職というのはしない人もいるけど、する人は何回もする。ところが定年退職は生涯に1回だけ。もちろん60才で定年退職してすぐに定年が65才の会社に転職すれば2回の定年退職を経験できるけどな。いまこの記事を読んでいるみなさんが定年を迎えたときのために、私がやらかした失敗を報告する。

【401K】

60才になったとき、お知らせが来てたんだ。ただ実際になにかするのは65才で良いと思ったので読まずにしまった。その会社の制度にもよるが私の場合は60才になったとき、すぐに解約をしなければならなかった。そうしないと損をする。401Kは毎月の運用費が発生する。ただ60才になるまではその運用費を会社が出してくれる。ところが60才を過ぎると運用費は自己負担。月々270円くらい。さらに60才になると運用はストップし、ただの定期預金になる。そうなると定期預金の金利なんか0.01%くらいだから運用費のが多い。これの12か月x5年分を損したわけだ。もし401Kとか別の社内預金とか退職金積立制度に入っている人は、60才で待遇が変わらないか調べた方がいい。たぶん60才になったら解約をして現金で受け取り、それを自分で運用する。運用しないまでも普通預金にすれば減りはしない。

【健康保険】

退職して当面は再就職する予定がなければ一般的なのは国民健康保険に加入することだと思う。私は子どもの扶養家族になる道を選んだ。そうすれば子どもの税金も安くなるでしょ。健康保険も子どもにぶら下がれば手続きが簡単なように思った。その旨を子ども経由で向こうの会社の総務に言ったらなんか話が頓珍漢。それには課税証明(収入が無いことの証明)が必要と言われて困ってしまった。だって6月までは給与所得があったわけだからね。前の会社に聞いたら、扶養家族には2種類あることがわかった。一つは税制上の扶養家族。これは年収が130万円以下だか未満が条件なので今年は扶養家族になれない。もう一つは健康保険上の扶養家族。これは退職したことや勤務していた会社の健康保険を脱退したことを証明できればすぐになれる。これを私が理解したのが7月の下旬だったので、健康保険カードを手に入れたのが先週になってしまった。それまでは医者に行くときは1万円札が必要。先週、カードを持ってそれまでに行った医者に精算をしてもらったがけっこうな金額が返ってきたんだよね。つまりこの金額を健康保険組合が負担してくれるわけだ。後期高齢者の負担は1割だが、これは3割で良いと思う。健康保険の6割だか7割を高齢者が使っていると聞く。このままでは団塊世代後期高齢者になったとき持ちこたえられないでしょ。

以上2点、誰かに教えて欲しかったことを書いてみた。この記事をブックマークにして60才になったときに読み返してくれたまえ