北川景子「西郷どん」改

やっぱBGMは大事だよ。海月姫のBGMで西郷どんを見てはいかんよ。冒頭、篤姫が琴を弾いている。
     
上手になった篤姫。ということは北川景子が唯一、使える楽器がお琴。あと「モップガール」でリコーダーも吹いてたな。
     
話し方も物腰もすっかりお姫様然とした篤姫。それもそのはず、篤姫が江戸に来てから2年が経っている。島津家からは申し入れているのだが井伊直弼が邪魔をしているようだ。
     
教育係の幾島(南野陽子)が斉彬に直談判。これは会社でもよくある風景だ。お局が課長も部長もすっ飛ばして本部長に直談判。なにしろお局の入社は本部長より前だ。だが会社のお局は文句を言うだけだが、ラスボス幾島は違う。文句を言いに来たのではなく、篤姫が輿入れができるように自分なりのやり方で動いてもいいかの了解を取りに来たのだ。これだよこれ。あんたの言うことはわかる。こっちだってそう思って動いてはいるがなかなか結果がでないんだ。だがそういうお前は何をやっている。もっとできることがあるだろうと。だがそういうと「私はただのアシスタントですから」。ただのアシスタントが本部長に直談判をするなと。はあはあ...レポに戻る。
     
ついに大奥までたどり着いた幾島。幾島すげええ。この幾島、ただの教育係ではない。若い頃は歌も出してスケバンで刑事だったそうだ*1
     
お見合い写真がわりの絵。あんまり似てねえし。「身体が丈夫で運が強い」が決め手になったそうだ。たしかにこの2つのセールスポイント、後の歴史を知っている我々は嘘では無いことを知っている。篤姫ってすごく長生きしたイメージがあったのだが、享年は47才なんだな。当時としても若死にだったんじゃないか? 明治時代の平均寿命って40代という資料もあるが、これは新生児の死亡率が高いから。それを除くと60才くらいだったらしい。日清日露戦争の死亡者を除くともっと上がるかもしれない。いずれにしても47才は若いよね。相田翔子とか浅香唯が47才、南野陽子は50才だそうだ。私としては南野陽子はキツい。相田翔子浅香唯はだいじょうぶだ*2
ここから先は昨日のレポに書いたとおりだが、変なBGMや奇声なしに見ると、斉彬と篤姫のシーンは泣けるよ。とくにこの場面での北川景子の演技は見事。
     
     
     
     
     
驚き、落胆、絶望、兆し、決意。このシークエンスに刮目せよ。演出家が良かっただけかもしれないけど。

*1:混ぜるな!

*2:なにが?