泉里香「高嶺のハナさん」

原作者が描いたドラマ版のイラスト。

   f:id:M14:20210523125359j:plain

Leo16さんの記事を見るとほぼコミックどおりなので、原作者もここを役者が演じるとこうなるのかと満足して見ていただけているのではないだろうか。さて、前回の第6話はタコパをするまで、タコパをしているところ、タコパが終わったあと、と30分タコパだった。だがモノローグ妄想劇は現実の動きが無いほど面白い。もう4、5回は見て、さらに泉里香の面白いシーンだけ抜き出した6分半のクリップを作ってそれを10回は見たよ*1。今回はドラマの後半に向けて4人のスタンスや人間関係が整理される回なので動き多め、妄想少なめだった。それでもハナさんは十分におバカなのだが。

チャラ田さんはハナさんが進めるプロジェクトに自分が選ばれなかったことにやり手のビジネスマンとしてのプライドが傷ついている。

   f:id:M14:20210523132802j:plain

苺ちゃんは弱気くんにキスをしようとしたのがバレてないかと思うと不安で、ベッドでコップ酒。

   f:id:M14:20210523132806j:plain

若い娘もこういうのを飲むんだ。安いからね。苺ちゃんはあんなに可愛くておしゃれなのに家の中ではイモジャージなのが笑い所。

   f:id:M14:20210523132809j:plain

これは原作どおりなのかな。ドラマの演出だとしたら立派。なお、前回と今回の監督は映画「まともじゃないのは君も一緒」の助監督をやっていたので泉里香とは縁がある人。そしてハナさんは弱気くんを会議室に呼び出して苺ちゃんのことをどう思っているのか問い詰める。

   f:id:M14:20210523132813j:plain

しかも偉そうに問い詰める。ここは今週のリコカツなみに強引なのだが、こっちはコメディ、おバカなハナさんがすることなので...

   f:id:M14:20210523132816j:plain

   「たしかに甘井さんは世間一般で見れば可愛いという造形であることは認識しています。
    ですが僕の心の琴線にはまったく触れないです」

 なんだよ、この言い方。さらに

   f:id:M14:20210523132820j:plain

   「でも僕は叶うなら、高峯さんの隣にずっといたいです。
    ずっと隣にいたいです!」

 弱気くんって実は教養のある文学青年なのか? でも部屋にはマンガしかなかったからな。でもマンガだってたくさん読めばいろいろな表現を学べる。何も読まないよりはマンガを読んだ方がいい。この二つが弱気くんの口から聞けたのはすごい進歩のはずなのだが、「ずっと隣にいたい」のが仕事のことなのか、仕事を超えたことなのかがわからなくて悩むハナさん。

   f:id:M14:20210523132758j:plain

   ♪ ずっと ずっと ずっと♪ じゃなくて
   ♪ わたしの恋のストーリー あなたは今日も素通り ♪

 このドラマもエンドロールが入るタイミングが抜群。この会議室のシーン、弱気くんの一言一言に対するハナさんの反応が知りたいところだったが、テンポが悪くなるのと30分という尺の制約なのだろう。ということでドラマ後半への準備ができたところでまた来週~!

*1:どんだけ暇人なんだよ。だってスレイホームで退屈なんだもん