きょうの本題を語るには基礎知識が必要なので我慢して読んでくれ。ビデオのコーナーで何度か取り上げたアクション俳優の坂口拓。
「キングダム」にも出演していたそうだが、あとは映画のアクション指導もやっている。先日は「激レアさんがやってきた」にも出演していた。この人が追求しているリアルアクション道は「本気で殺し合う」。ただ死なないまでも怪我をしたら撮影にならないので、手加減しないで向かってくる相手の攻撃を完璧にかわせなければならない。「この人は本気で殴りにいっても大丈夫」という信頼がないと相手の本気のアクションを引き出せないわけだ。坂口さんの格闘術は「零距離戦闘術(ウエイブ)」と言って、人間の身体で唯一360度回転する肩甲骨の動きを利用するそうだ。ボクシングも剣道も間合いがないと攻撃できないでしょ。ウエイブを使うとその間合いの内側で有効打を放てるそうだ。ここで話ががらっと変わる。
このドラマから芳根京子、森川葵、志尊淳、高杉真宙が飛び立っていった。あと部長役の人も「西郷どん」で重要な役をやってたね。このドラマの時点ではナンバー3だったのに飛び立ち損ねているのが吉本実憂(後列の右端)だ。主演映画はけっこうあるのだが単館上映だったりDVDが発売されてなかったりで見る機会がない。最新作の主演映画があるのだが
舞台になっている長野県で先行上映になってさあ全国ロードショーのタイミングでコロナになっちゃって頓挫しちゃったみたい。これを頭に入れてもらって話は坂口さんに戻る。YouTubeでこの人が道場でやっていることを紹介しているとテレビで言ってたので見てみたんだよ。
「女性でウェイブをマスターした二人目の弟子を紹介します」で出てきたのが
実憂ちゃん、なにやってんだよ。その人は危ない人、素手で人間を秒殺できる人だから近寄っちゃダメだって。ははーん、たぶんマスコット的な存在なんだろうね。エクササイズとしてウエイブをやってまーすって感じの。スパーリングをしますってヲイ!
コマ送りのキャプチャーだが、実憂ちゃんの髪の動きでスピードがわかるかな。あと間合いの小ささ。スウェーバックをしないで肩甲骨の動きを利用して左右によける。すると相手の目には残像が映るので「パンチが当たっているのに手応えがない」状態で手が伸びきりつぎのパンチがすぐに出てこないそうだ。間合いは詰めたままなので相手の腕を取り攻撃をする。って、実憂ちゃん、ガチなのか。てか何やってんだよ。バットで殴りかかる相手に素手で応戦。
バットの動きを殺さずに回転させて相手に当てる。すごい、すごいけど、何やってんだよ。記事にもなってるぞ。
オスカーもどんどん辞めちゃって小芝風花くらいしか残ってないだろ。ここまでのガチのアクションを必要とする仕事があるのかわからないが、来年の吉本実憂に期待だ! でも何やってんだよ...