残暑ビデオまつり「移動都市/モータルエンジン」「ファミリー☆ウォーズ」

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なにこれ? まさか劇場で公開してお金を取ってないよね? まさかDVDを作って有料で販売してないよね。有志が集まって映画を作って、年に1回くらい上映会を開いてビールを飲みながら仲間内で観るだけだよね。それをダメ元でAmazonビデオに登録しようとしたら向こうも忙しいのでうっかり審査を通しちゃったんだよね。ボケた爺さんの遺産を狙ってみんなで合法的に殺そうとする。ポスターは餅を食べさせているところ。途中で爺さんが暴れ出したので、ついに喉に詰まったかと思ったら「醤油をつけろ!」。その家族にいろんな人が絡んできて最後は全員で殺し合いになってもうメチャメチャ。映像も演技もメチャメチャ。

 

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まったく知らない映画。予告編を見たら「ハウルの動く城」の壮大な実写版って感じ。すげえ金がかかってるよ。これだけの大作が話題にならないはずがないので、劇場公開版の映画ではなくて、Amazonオリジナルのビデオではないだろうか...調べたら今年の3月の公開作品だ。米国で大コケして日本での公開期間も極端に短かったらしい。Wikiを見たら制作費が1億ドル。全世界の興業収入が8000万ドル。大赤字じゃないか。なんでもプロデューサーが第一次世界大戦当時の駆動部分がむき出しになった兵器が大好きらしい。映画を観た人の感想を読むと本国での評判にたがわず酷評の嵐。登場人物のキャラが立ってないとか、話が薄っぺらいとか。その中で好意的な評論を書いている人が「(映画自体の出来は良くないが)圧倒的熱量とディテールの蓄積によって組み立てられ、轟音を立てて動き回る機械たちの饗宴の前では、すべては瑣末なことである」。これは大画面で観たかった。私が残念だったのがポスターにも出ている主人公の女性。マフラーで鼻から下が隠れているとすごい美人なのだが、マフラーを取るとそれほどでもない。やはり鼻から下は変えられない。by ざわちん

 

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胸糞映画というジャンルがある。私が勝手に命名しただけだが。

1.主人公は怖い思いをするが最後は助かり、悪者もひどい目にあう

2.主人公は助かるが、悪者も逃げる

3.主人公は死ぬが、悪者と差し違える

4.主人公は死に、悪者は別の者の手によって殺される

5.主人公は死に、悪者は無傷または軽傷で生き延びる

 下に行くほど胸糞度が上がる。過去に観た映画では「マーターズ(フランス版)」、「屋敷女」が最悪。この2作ほどではないが、この映画も胸糞度が5度。前作は超常現象だったが、本作は悪の組織なのでよけいに胸糞悪い。映画館で観なくて良かった