自分の中の壁

ツイッターで拾ったちょっといい話。美しい姿勢と歩き方の教室を主宰している人のブログ。

  私の15年の講師生活の中でたった一人レッスン中に泣いた人がいます。

  私のレッスンに泣くような要素は一つもありません。

  私はレッスンで、強く言うこともないし怒ることもない追い込むようなこともしません。

  でも、彼女は泣きました。

  泣きながら歩いていました。

外反母趾だったというオチではないよ。

  私は、始めはびっくりして何か嫌な言い方をしたかな・・とあれこれ考えました。

  でもすぐに分かりました。

  彼女は、悔しくて泣いていたんです。

  (中略)

  私はそれに対して、うまく声をかけられないまま

  でも、この人に対して変に慰めることはしない方がいいとも思いレッスンを進めました。

そうだね。こういう人に変な慰めはよけいに自尊心が傷つく。かといって「ほかの生徒さんに迷惑だから」と注意をしたり追い出さない先生も立派だ。

  そして数日後、彼女はまたレッスンに来てくれました。

  驚くことに、彼女はものすごく上達していました。

  前回のウォーキングとはまるで違うまるで別人でした。

  後から聞いた話では、レッスンで習ったことは全て後からノートに書いていたとのこと。

  そして、自宅で一生懸命練習をしていたそうです。

そこまでできたのなら私だったらレッスン代がもったいないのでもう行かない。彼女は自習の結果を確認したかったのだろう。

  私は彼女から大切なことを教えてもらいました。

  それは自分の越えるべき壁は自分の中にあるということ。

  ライバルは同じレッスン生でもなく

  越えるべき壁は講師でもなく

  どんな環境にあっても自分の中に答えがある。

  そう彼女は教えてくれたような気がします。

私の場合、「自分の中の壁を、壁というより玄関の敷居くらいの高さにしか設定しない」ので一角の人物になれないということを彼女から教えてもらったような気がする。

  その彼女の名前は北川景子さん。

  今日の彼女の活躍は誰もが知るところです。

  彼女は、あのころから自分の中に今の姿を描いていたのかもしれません。*1

予想どおりのオチですまん。「あのころから」がいつごろなのかわからないが、有名になる前だよね。2009年公開の映画「真夏のオリオン」を観たとき北川景子の立ち姿や歩く姿がきれいなのが印象に残った。本当に印象に残ったのか過去の記事で確認したら書いてあった*2。読み返したらこのころは映画のレポを実に真面目に書いているのだな。ここから9年が経つのに進歩するどころか完全に退化している。これも「自分の中の壁」が低すぎる所以だと彼女が教えてくれる...