こんなニュースがあった*1。
神戸市内の私立高校に通う女子生徒（１８）が今年２月に自殺未遂をし、学校が設けた第三者委員会が
「いじめが日常的にあった」とする調査報告書をまとめたことがわかった。
いじめと自殺未遂との因果関係も認定し、学校側の対応について問題があったと指摘した。
学校側は報告書の内容を精査したうえで、兵庫県に提出するとしている。
女子生徒は２月２４日、兵庫県南部の公園にある石垣（高さ約１３メートル）から飛び降りて頭などを打ち、
３カ月以上にわたって入院した。学校は重大事態と判断し、いじめ防止対策推進法に基づいて第三者委員会を設置した。
いじめが原因と考えられる自殺未遂があった。学校側は第三者委員会を設置した。その第三者委員会から調査報告書が上がってきた。学校側は報告書の内容を精査したうえで兵庫県に提出するそうだ。自殺未遂が2月だから9か月かかっていまがここな。で、その報告書の内容だが
報告書によると、女子生徒は２年生だった昨年秋以降、同級生のグループから、
机や椅子に大量の紙切れを貼りつけられたり、聞こえるように「（高校を）さっさとやめろや、ブス」などと
悪口を言われたりするいじめを受けた。
こうした実態を踏まえ、報告書は「いじめがなければ、自死（自殺）行為に至らなかったことは明らかだ」と指摘。
さらに担任教諭が紙を貼りつける行為を「（仲間同士の）じゃれ合い」と判断し、
学校内で速やかな情報共有がなかった点などを問題点として挙げ、学校側が組織・継続的に対応していれば、
自殺未遂を相当程度の確率で防げたと結論づけた。
現場の実態がどうなっているのかは知らんが、「学校でいじめが起こるのは異常。担任も校長もけしからん」が現状ではないだろうか。そうではなく「いじめは一定の確率で発生する。いじめが起こったこと自体は担任の責任では無いので、すぐに決められた手続きで報告を上げて、以降は担任ではなく、担当の教員が第三者的な立場ですぐに調査をする」にしたらどうか。調査する人は自分の責任でないのがわかっているので徹底的に調べられる。担任も報告を上げるだけなのですぐにやる。つまり、いじめを教育の欠陥ととらえないで台風や地震のような自然災害と見なす。その結果、何かの教訓が得られたら担任を含め全教員で共有する。いじめられた生徒（まだ生きていたら）へのフォロー、いじめた生徒、見て見ぬ振りをした生徒への指導は担任だけでなく他の教員にも分担する。その過程に置いて担任を絶対に責めない。ただし報告が遅れたら厳罰に処す。民間企業のパワハラやセクハラへの対処と同じ手続きだな。会社員の場合は指導だけでなく内容によっては減給・降格・解雇の罰が待っているけどな。
この報告書にある「机や椅子に紙切れを貼り付ける」がピンと来ない。写真があった。
これに9か月もいらないだろ。悪霊退散じゃなければ一目でいじめだよ
