秋の映画まつり「ブレードランナー 2049」

今週は3本も映画を観ちまったぜい。前作は、当時まだ存在した名画座で見たな。飯田橋佳作座だったと思う。何と同時上映だったか忘れた。前作もそうだが新作も「じゃあ、ストーリーを説明してみろ」と言われるとできない。大きな謎が提示されてそれを解明するのでもないし、強大な敵が現われてそれを倒すわけでもないし。謎と敵はあるのだが、どちらも物語の進行で徐々にわかってきて、謎が判明したからどうなるというものでもなく、敵もいるにはいるが本当の敵は社会そのものみたいな。あまりそこにこだわるとよくわからない映画、盛り上がりに欠ける映画ってことになってしまうが、この映画、とにかく映像がすごい。どのカットを取り出してもPCの壁紙になる。何かが爆発したり崩壊したりするすごさではなく、静止画としての美術的な完成度の高さね。街のシーンはほとんど夜、街から離れて郊外に行っても薄暗い空に赤っ茶けて荒涼とした風景なのでだんだん眠くなってくるが、定期的に入る「ドーン!」という重低音のBGMで起こされる。ヒロインのアナ・デ・アルマスが反則気味に可愛い。大作に出られて良かったね。
本作の監督は「メッセージ」の監督だね。「メッセージ」といえば「ばかうけ」。
     
ばかうけ」は監督公認の「宇宙船に似ているお菓子」になったわけだが*1、本作にもばかうけが登場しているに違いないと探した人がいて*2
     
このシーンは覚えているけど、この黒いのはなんだったのかは忘れてしまった。でもばかうけでないことだけは確かだ