ふつうの会社ならよかったのにね

須磨さんは入社して数年で頭角を現わしヒット商品を次々と開発したエリート。20年に渡って会社に貢献してきた須磨さんもいまは40代、あいかわらず開発の中心メンバーだが、最近は荒市さんなど若手の活躍もめだってきた。須磨さんが入社以来、世話になってきた常務が退社をして自分で会社を作ることになった。創業者一族が経営する会社に見切りをつけてのことだった。須磨さんは常務についていくために退社を申し出る。
【ふつうの会社】
そうか...君が抜けるのは痛手だが幸い若手も育っている。君は20年以上も我が社に貢献してくれたんだ。残りの人生は君の好きなように生きていきたまえ
【ふつうではない会社】
なんだとー! そんなことは許さん。この会社を辞めるならお前がこの業界で生きていけないようにしてやる
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40過ぎのオッサンが自分の思い通りに生きられないなんて、それで「夢を売る商売」が聞いてあきれる