北川景子「探偵の探偵」レポ

あー、日付が変わっちまったぜい。みんな、「探偵の探偵」の最終回は見たか? 最終回は25分遅れだったけど視聴率が8.4%で、通算が8.1%だった。なんとか8%台を保ったよ。バレーボールと、とんねるずがあってもだ。最終回は原作を読んでいる人だと適度に滅菌処理がされた良いラストだったと感想を持たれたみたい。だが私のようにドラマしか見ていない者には、木曜日の速報で書いたとおり最後の20分が余分な感じがした。このドラマ、いろいろ変なところはあるのだが、視聴者が深く考える暇がないほど物語の展開が早いのが良いところ。ところが今回の展開だと登場人物の行動原理とかそのときの心情とかいちいち「?」と思ってしまう。犯人が琴葉に、玲奈と姉とどちらかを選ぶように言って姉を選んだので泣いてしまう玲奈。いや、正しいだろ。玲奈は犯人に囚われることを見越して筋弛緩剤を無効にする薬まで用意をしたんだから泣くことはないじゃないか。もちろん玲奈は琴葉のことを妹のように思ってたので悲しかったということなのだろうが、たぶん縦横にでかい妹なので我々が共感できないのだと思う。あと病院に収容されたお姉さんと会話をする琴葉。あれだと姉のパーソナリティが逆にわからなくなる。死神の意外な正体がわかったところで1週間空けたかったのでこういう構成になったと思うのだが、15分延長スペシャルにして、犯人が切腹して階段を転げ落ちたところでCM。つぎはいきなりラストの公園のシーンにして、二人の会話で放送の15分くらいの内容を語らせるのがちょうど良かったのではないか。

     【今週の北川景子

     

     筋弛緩剤を打たれて

     

     いったん死亡

そして

     【今週の武器】

     

     トーキックであばら骨粉砕

     

     犯人を刺殺。じゃなくて、これは自分で切腹

だいたい、今回のレポのフォーマットを確立したと思ったのに第3部になったらほとんど使えなかったよ。せっかくだからラストシーンを。

     

     「琴葉、もう探偵なんかやめて普通の生活に戻って」

     

     「悪徳探偵を倒すことで救われる人がいる。そう教えてくれたのは玲奈さんです。だから私もやめません」

無理だ、無理だぞー!