夏休み映画まつり「和洋B級映画対決」

日本代表はこれ。
     
「映画.com」のレビューを見るとやたら高評価だけど、私はつまらなかったなあ。設定とか大筋はこのままでも、細部を工夫すればもっと面白い話にできたんじゃないか? ただ大島優子の女優としてのポテンシャルの高さはよくわかった。前田敦子の方はここにも書いたけど*1前田敦子みたいな人を前田敦子のように演じることにかけては日本一だが*2大島優子はどんな役でもそれなりにできる。彼女をドラマで最初に見たのがこれで*3、レポには大島優子のことは一言も書いてないけど、主人公に仕事を持ってくる興信所かなんかのやたらテンションが高い人だったと思う。この映画ではその生い立ちからか、いつも不機嫌で暗い女性。うまいなあ、まったく違和感がないというか、私がΑκβ自体をほとんど見てないので、大島優子というよりこういう女性なんだなという思いでずっと見ていられた。この人は主役より、明るいにしろ暗いにしろ、主役と正反対のキャラのバイプレイヤーで光るように思った。
洋画の代表はこれ。
     
これは先週に新宿ピカデリーに観に行ったよ。私はこの映画館嫌いだよ。3階がチケットの販売と入場ゲート。まずは上映の10分前にならないとゲートに入れない。そしてゲートを入ると4階、8階、9階にスクリーンがあるのだが、4階はエスカレータで行く。8階と9階はエレベーターで行きたい。だがエレベーターはちっちゃいのが1基だけでいつも行列。10分では上まで行けない人が多いので暗くなってからドヤドヤと人が入ってくる。有名な映画はいいけど、都内の単館上映の映画はここを避けてくれよ。さて映画は「パラノーマル・アクティビティ」のスタッフが作った、これと同じPOV形式(登場人物のハンドカメラで撮影した形式)の映画で曰く付きの劇を上演することになった高校が舞台。「パラノーマル・アクティビティ」は一軒家、それも屋敷とかではなくてふつうの住宅の中で起こることなので、こちらは高校が舞台だけにもう少しダイナミック。最後のオチの付け方も「パラノーマル・アクティビティ」と同じで、まさに「パラノーマル・アクティビティ」の高校版。ちょっと新しかったのが閉じ込められた男女4人の中の一人の男の子がビデオカメラで撮影している映像が主なのだが、もう一人の男の子がスマートフォンでも撮影している。するとドアがバタンと閉まって、男の子だけが取り残されて悲鳴が聞こえる。中に入ると男の子が消えている。その後でスマートフォンの映像を確認すると中で何があったのかわかるという二つ視点を導入しているのが新しい。
映画対決といっても、どっちも代表できてないけどな