GW映画まつり「脳内ポイズンベリー」

うう、1週間に2度もスクリーンで吉田羊を見るとは。どんだけ吉田羊が好きなんだ、オレ。このあと、北川景子の「愛を積む人」と「HERO」でも見るだろ。それで4回。あと2、3回は見そうだな。去年は映画を観るとそこに妻夫木聡がいたが、今年は吉田羊がいるのか。
さて、この映画のあらすじは知っていると思うので書かないが、とにかく頭の中で会議をしている5人(ポスターの頭の上)、キャラが立ちすぎ、演技がうますぎ。吉田羊はどんなに怒鳴って叫んでも演技が破綻しないのはさすが。西島さんも神木くんも良かった。あまりに脳内の5人が魅力的すぎて、現実世界の役者(ポスターの下3人)が負けてしまっている。極端から極端に振れる頭の中の5人に対して、現実世界の人間は煮え切らなく自分でも自分の気持ちがわからなくてウジウジするのはわかる。私がそうだから。だが、だからこそ役者の魅力と存在感、さらに細かい演技で観客を引きつけられる配役が必要だったのではないだろうか。とりあえず、吉田羊と西島さんと神木くんが面白いので、ビリギャルが満員で入れなかったらこっちを見てくれ。
ところで、以前に記事にしたが最新の脳科学の研究では、実際の脳もこの映画のようになっているそうだ。人工知能と人間の違いは「意志」だ、という人もいる。だがそんなものはなく、なにかの判断をするときに脳のいろいろな部分がいっせいにプランを出す。その中からいちばん良さげなものを選んでいるだけだそうだ。それが意志といえば意志なのだが。私の脳は吉田羊の発言権が極めて強い...