小池里奈「ウルトラマンギンガS」

シリーズ後半、はじめて地上に出てきた里奈ちゃん。
     
もがはあいかわらず自分探しの放浪をしている。鼻炎汁を助けたもが。
     
ここでもがと防衛隊の青年の禅問答。

     

  もが「生きる...あなたはその意味がわかるのですか?」

  青年「それは残念ながら僕にも...ただ命ってたとえば変化だって言えるのかも」

  もが「私は変化も成長もない。つまり命はない」

  青年「たしかに君は機会です。しかし自分でこうなりたいと変化を望むなら

     魂はあるって言えるんじゃないかと」

  もが「魂...」

  青年「僕はこう思ってます。自分の経験をつぎの世代に受け渡せ。

     すべての命にはそういうコマンドがインプットされていてそれを魂って呼ぶのかも」

  もが「命にインプットされたコマンド...」

  青年「僕らはたくさん経験してたくさん学ばなければいけない。

     この命を使ってもっと遠くへ、もっと先へと動き続ける。

     すべての命はそんな冒険の途中なんです」

  もが「生きるということは冒険...」

  青年「そう、そして僕らは答えを探し続ける。なぜ生まれたのか、ここにいる意味ってなんなのか」

ドーキンスの「利己的な遺伝子」に通じる話だ。先週からストーリーはすごく込み入っているので書かないが、ラスボスが出てきてギンガとヴィクトリーの二人がかりでもまったく歯が立たない。そして二人とも変身できるのはあと1回。いやいや、始まったころは低予算だとかしょぼいと突っ込んでいたが、このシリーズ面白いよ。限られた予算とか時間のなかで新しい映像を作り出そうという熱意を感じる。いまの子どもはこんな面白いウルトラマンを見られて幸せだな。君らが大人になって、まだ小池里奈ちゃんが芸能界で生き残っていたら応援してやってくれ。次週が最終回