改元ビデオまつり「ラストスタンド」「ダーケスト・マインド」

今回は異色作を6本だ。

   f:id:M14:20190605203141j:plain 1,800円

ギャングのボスが脱走し警官の追跡を振り切ってメキシコに脱出しようとしている。彼の脱出を助けるのはほぼ軍隊並みの装備を持った手下たち。その脱出ルートに位置する国境沿いの町の老保安官がシュワちゃん。情報を聞きつけるが老人ばかりの町なので一緒に戦えそうなのは戦闘経験がない4人だけ...実に単純な映画だが、単純であればあるほど生きるシュワちゃん。私が見たシュワちゃんの映画で、ターミネーターを別格とするとこれが一番かもしれない。相棒のヘタレの4人、誰かがピンチになると別の誰かが助けるというチームワークも気持ちいい。

 

   f:id:M14:20190605203143j:plain 1,600円

ジジイのシュワルツェネッガーに続いて、ジジイのメル・ギブソン。家を出て悪い仲間と付き合ってた娘が、誤ってリーダーを殺してしまう。他に頼る人がいなくて助けを求めたのが、ちょっと前に仮釈放になった父親。警察に助けを求めても娘は殺人犯なので投獄されて、刑務所の中で仲間に殺されてしまう。父と娘の逃避行が始まる。頼むのは昔の悪党仲間、そして悪党時代に身につけたノウハウ...この悪党仲間がすぐに裏切る。悪党だけに。

 

   f:id:M14:20190605203142j:plain 500円

なにこれ? 近未来、マッドマックスみたいな荒廃した世界が舞台で主人公は賞金稼ぎ。主人公が日本のアニメっぽい萌え要素かエロ要素があればアクセントになったのかな。なんかガチャガチャしているうちに終わる。

 

   f:id:M14:20190605203138j:plain 1,800円

アメリカでは興行的に大失敗で、そのせいか日本では劇場公開されなかった青少年版の非力なX-MEN。これ、宣伝次第では日本ではウケたんじゃないか? 私は楽しめたよ。子どもだけが罹患するウィルスが蔓延し、9割が死亡する。そして生き残った1割の子は超能力が発現する。その力に脅威を感じた政府は収容所に子どもたちを入れる。備わった超能力の程度に応じて5段階に分けられ、4段階と5段階は人類の脅威(実際は大人の脅威として)抹殺される。主人公は最高位の5段階だが、彼女の能力は精神感応力。医師に1段階と思い込ませて難を逃れる。その6年後、ついに彼女の力がバレる。だが潜入していたレジスタンスに助けられて収容所を脱出する...ここまでが開始15分くらい。同じく収容所を脱出した子どもたちと出会い(ポスターの両側)、追っ手を逃れ、子どもたちが暮らすと言われる伝説のコロニーを目指して旅をする。このポスターの描写の意味、終盤になるとやっとわかり、それは切ないラストに通じる。

 

   f:id:M14:20190605203140j:plain 800円

隔離精神病棟の食堂でアルバイトをしている主人公たち4人。ある日、落雷で停電になり隔離病棟のドアがぜんぶ開いてしまい患者が出てくる。そこからはスプラッターの大惨事。主人公たちは患者から逃れ病院から脱出できるのか...これはダメでしょ。隔離病棟の患者は自由にすると殺し合いをするのかよ。

 

   f:id:M14:20190605203139j:plain 1,800円

登場人物はちょっとだけ出る人を除けばたった4人。舞台は森とその中の一軒家と防空後。恐ろしく低予算の映画だが、町からはるかに離れた山中。車のガス欠で立ち往生の主人公の女性は、同じく車の故障で森を彷徨っていた青年、素性のわからない女性に出会う。なんとか山から脱出しなければならないが、この森はなんかおかしい...ポスターのコピーが思い切りネタバレだが、ラストの30分が怒濤の展開。そう来るか、そう来るか。最後は感動の良作。こういう映画は宣伝が難しいね。ラスト30分に触れられないし、そこまでは大きなイベントも無いし。