小池里奈「ウルトラマン ギンガS」レポ

先週のウルトラマン、採血された白人でなくても貧血ものの内容だったので紹介するよ。あまりの内容の濃さに小池里奈ちゃんも出演なし。オープニングアバンで映像は出るのに名前が字幕で出てこなかったのはそういう訳か。代わりに出てくるのが今回の主役のご当地アイドル。
     
もっと歌のうまいタレントを連れてこい! 前シリーズではレギュラーだった「雲母(きらら)」という人らしいが、「雲母」は100人中100人が「うんも」だろう。キラキラネームで「海月」と書いて「みづき」があったが、これも「くらげ」だろう。変わった読み方をさせるのはいいが、本来の読み方が脱力系なのはどうなんだ。この子、声や話し方が小松彩夏にそっくり。小松彩夏がもっと売れていれば「小松彩夏みたいな声と話し方の人」で営業ができたのに残念だ。むしろ君が有名になって「雲母みたいな声と話し方をする人」で小松彩夏に営業をさせて欲しい。もう一人の主役がこの人。
     
ウンモの親衛隊の隊長の丹波さん。いるんだよな、こういう人。アイドルのファンの中で一人だけ年令が高くて浮いている人。オレだよ、オレ。悪かったな。このウンモが活動の拠点にしているライブハウスの地下が、宇宙人が狙っているエネルギーの鉱脈になっているらしい。そのために怪獣が出てくる。これにはウルトラマンヴィクトリーが応戦。地上ではウンモが襲われる。
     
ちょっと待て。べつにウンモをさらわなくてもライブハウスを破壊して地下を掘削すれば済むことだが。防衛隊の主人公、鼻炎汁、先輩は手出しができない。そこに親衛隊の隊長が現われ変身。
     
おお、懐かしい! 唐辛子、じゃなくてメトロン星人。たしかウルトラセブンに出てきて人間に幻覚を見せて操る頭脳派の宇宙人だ。なんでも人間に憎しみあいをさせ殺戮をさせるために地球にやってきたがウンモにハマってしまって本来の任務はどうでもよくなったらしい。そういうめまいがするような展開を見せている間にも、
     
向こうの方では怪獣とヴィクトリーが戦っている。この温度差が半端ない。ヴィクトリーが怪獣を撃退し、唐辛子が宇宙人を撃退し、いったん収束。だが赤唐辛子は防衛隊に連行される。

     

     ウンモ「(走り去る車を追いかけて)丹波さ〜ん、ずっと応援してくれてありがとう! 私、うれしかった! 本当にありがとう!」

     唐辛子「...楽しい思い出を...ありがとう...」

もうなんなんだよ。ふざけた設定に真面目な展開。どういう姿勢で視聴したらいいのかわからないぞ。ここでまた怪獣が出現。再度、ライブハウスを狙う。
     
唐辛子は瞬間移動で自動車から脱出し雲母を助けに来る。結局、地球のルールに従うためにおとなしく連行されただけだったのね。法を尊重するコンプライアンス意識の高い宇宙人だ。

     

     唐辛子「君とこのステージは必ず守る」

だからなんなんだって。私は好きだけどな、この流れ*1。唐辛子が巨大化して怪獣と戦う。
     
だが、もともとが武闘派ではないので弱い。
     
ギンガとヴィクトリーも参戦するが苦戦。そうか、唐辛子が弱いのではなくてこの怪獣が強かったんだ。この話、どうやってまとめるの? と思ったらウンモが歌って応援する。
     
そう来たか。これは恥ずかしい展開だぞ。ウンモの歌に元気づけられて怪獣と戦うのか。
     
唐辛子、歌につられてヲタ芸。そっち行っちゃうの。それは予想しなかった。メトロン星人はもともと幻覚で相手を操る能力がある。本人も地球に来てからヲタ道まっしぐらで自分の能力を忘れていたんだね。このヲタ芸が結果的に怪獣に作用して
     
動きが止まる...もしも〜し

     

     ギンガ「帰りてえ〜」

     ヴィク「...この場にいたくない」

とは言わなかったけど途方に暮れているのはわかる。この後、怪獣をやっつけてめでたしめでたし。唐辛子はそのまま地球に残ってウンモを応援しつづけたとさ...もしウンモが妊娠でもしたら怒りまくってホロコーストになること必至だ。
ところで今回の監督、独特のカットが多い。地底世界の女王様、いつもは正面か俯角なんだけど
     
いままでにないカット。最初、誰だかわからなかったよ。あと連行される唐辛子を見送るウンモ。
     
足フェチ?

*1:やっぱり