真夏の映画まつり「X-MEN」

昨日は会社の帰りにこれを観に行ってたので更新ができなかったぜい。やたら強いロボットのせいで人類が滅亡の危機。これを打開するには過去に戻ってあのロボットが作られないようにするしかない。って、おい。ターミネートーと設定が一緒じゃん。それ専門のミュータントの超能力を使ってウルバリンの意識を50年前の彼の意識に飛ばす。これをふつうの人でやるとまだ生まれてなかったり非力な幼児の中に入ってしまう。だがアメリカの独立戦争のころからほとんど年をとっていないウルバリンならそれが可能。これは新しい。そして50年前に行ったウルバリンは青年だったころのハゲの親分、プロフェッサーを探して助けを求める。ここでプロフェッサーの若き日を描いた「X-MEN ZERO」と「X-MEN」が融合する。ここまでのアイデアはなかなか素晴らしい。ただ、X-MENの前作までなんともなかったのに、本作ではいきなり地球が荒廃してるのってどうよ。
空間に穴を開けてどこでもドアみたいなのを作り瞬間移動しなかがら戦う東洋人の女の人とか、加速装置みたいな能力がある青年の青年の目から見たほぼ静止状態の世界とか、新しいアイデアがいろいろあって楽しい。敵側のレギュラーである全身が青い女の人が暗殺をするのを阻止するのが未来を変える鍵になる。パリの空港を歩いている青い女を翻意させるために、アメリカからプロフェッサーが通行人の意識をつぎつぎと乗っ取って一言ずつ説得するシーンも面白い。べつにCGを使わなくても観客がびっくりする映像は作れるのだ。そういった小技はすごく良かったのだが、全体のストーリーに無理がありすぎる。やることがいちいち無茶すぎる。だが最近のマーベルの中では見て損はない佳作