モンスターボール

やっと山を越えた。あと少しだ。朝起きて顔を洗うときに気がついた。左目の、真ん中から中央側が真っ赤だ。充血しているんじゃない。真っ赤なのだ。どうしたオレ。エースの心配をしている場合じゃないぞ。たまたま今日は眼医者に行く日だったので先生に聞いてみた。白目の表面にある無数の血管は、けっこう簡単に切れる。眼球を動かしただけで切れることもあるそうだ。寝ている間にこすったか、押さえつけたのでしょうと。眼球は透明な膜で覆われているそうだ。血液が眼球と膜の間に広がるので、わずか1滴でも広範囲に赤くなる。「まあ、2週間くらいで消えるでしょう」と先生。ああ、良かった...って、2週間かよ!
家に帰ってから鏡を見たら、ある意味みごとだ。白から赤にグラディエーションがかかっているのではない。くっきり鮮やか、白目の3分の1くらいが真っ赤なのだよ。うーん、このビジュアル、なにかで見たぞ。そうだ、これだ。
     
これを縦にするとクリソツ