忠臣蔵

昨日、スタートレックを観に行ったとき、この映画の予告編をやってた*1キアヌ・リーブス主演で忠臣蔵の映画を作るというのはニュースで知ってたが...これ忠臣蔵じゃないよな。なんか火を吹いてるぞ。いつの時代のどこの国だよ。という話を娘にしていっしょに笑おうと思ったら...

  「チュウシングラってなに?」

こ、こいつは忠臣蔵を知らんのか? うーん、どこで子どもの教育をまちがえた? だがこういった日本人の素養って学校で教わるわけではないし...ふつうテレビを見て覚えるものではないか? だって

  「ちょっとそこに座りなさい。いまから忠臣蔵について説明する」

というものでもないだろう。だがいまの子どもはテレビを見ない。うちの娘が見るのはアニメと「世界の果てまで行ってQ」だけなので、世界のまつりには詳しいが、この前なんか豊臣秀吉がいつの時代の人か聞かれて焦った。そういえばあいつの高校では日本史は選択科目だった。結局、ネットって自分の興味がある情報しか見ないから、それは知識ではあるけど教養ではない。いろいろな情報が垂れ流しに降ってきて、それをなんとなく受け入れるという機会も知の枠組みを作るには必要だ。いまさらながらテレビが果たしていた役割に気がついたが、現在の番組ではとても「テレビをもっと見なさい」とは言えんな。どうしたらいいのだ?