ポイント

最近、やたらポイントカードがある。もうポイントカードがないのって郵便局くらいのものだ*1。とくにこの頃は本屋にポイントカードがあるんだよね。本って再販制の定価販売だろ。ポイントって形を変えた値引き販売なんだけどいいのかな。まあ消費者としては歓迎なんだが。法律が変わったのか、業界内の示し合わせが変わったのか、どこかが始めたので雪崩式によそが参入したのかはわからない。大手のチェーン店は磁気カードタイプ、街中の本屋はスタンプ形式。市川の本屋のスタンプがやっと全部たまったのだよ。300円で1個押してくれる。それが20個で完結。合計6,000円の買い物だ。この店は小さいのにミステリー関係の単行本の品揃えがいいのだよね。4冊も買えば6,000円なんてすぐに行っちゃう。店員が「ポイントがいっぱいになりました。次回にご利用ください」って。そういえば20個貯まるといくらの割引になるのだ?

  100円

ひゃ、ひゃーくえん!*2 いままで持ち歩いてのがバカらしいわい。
ここからがきょうのお話だが、ラーメン屋のポイントの話。本八幡に引っ越したときは狂喜したものだ。おいしいラーメン屋の激戦区だった。ところが一軒また一軒と閉店なのか移転なのか無くなっていった。細麺に透明なスープ、そのスープが実に複雑な味。まさに宝石のようなラーメンだった麺道場なんとかが閉店。牛のテールスープみたいなダシだった店が閉店。塩ラーメンが売りであっさりした中にずっしりとしたコクがあった海皇が閉店。味は標準的なとんこつ醤油ながら清潔できれいな店だった源太が業種転換。その割にどうでもいい店はずっと続いている。結局、ラーメンなんて真面目に作って700円そこらで売るにはいつも満員になってないと経営が成り立たないのだろう。もう本八幡の名店は醤油だったら麺魂、ミソならだんちょう亭、醤油かつけ麺なら光麺だけになってしまった。その麺魂が1年くらい前からポイントカードを発行していた。ここ、味が落ちた時期があってしばらく行ってなかったのだが、この前ひさしぶりに行ってポイントカードにスタンプを押してもらった。ラーメン屋のスタンプカードは何個か貯まると100円トッピング。その上が餃子、最後がラーメン1杯タダと相場が決まっている。昨日、まじまじとポイントカードを見てびっくりした。
     
まずは3個で「100円トッピング」、5個で「チャーシュー2枚」。ここまでは王道だ。7個で「光麺1杯サービス」。おいおい、これはよその店だろう。かといって光麺と相互ポイントサービスをしているのかというとそうではないんだよ。あっちにはポイントカードがない。10個が「おみやげチャーシュー(200g)」。200gってすごすぎるだろう。ステーキだよ。13個で「13湯麺500円券」って、これもよその店だ。その次がすごい。15個で

  味玉年間パスポート

1年間、味玉がつくわけだ。これはまだ途中。最後の20個だとどんな特典なんだ? 大盛りとか餃子が1年間無料になるのか?

  麺魂オリジナルキャップ!

...○| ̄L...これ、ほとんどの客にとって100円トッピングより下じゃねえのか?

*1:そんなことはねえだろ

*2:by 藤谷美和子