小松彩夏「グラビアアイドルと呼ばないで」−研がないで下さい−レポ

先週の予告編は意外だった。一人一人のドラマは手嶋Uがトリで、翌週が決勝大会なのだと思ってた。ところがもうひとり追加。なぜだ? どういうシリーズ構成なんだ? しかも今週は知らない人*1。さすがに来週は決勝大会だろうからこの人がトリになる。初めて見たけど、いろいろな人に似てるよね。ゴルフの宮里哀にも似てるし矢田亜希子にも似てるし長谷直美にも似てる*2。いつものインタビュー。

     

  男「女優志望なんだ」

  女「はい、舞台もよく出させてもらってます」

  男「じゃあ、まあ、ぶっちゃけ、グラビアはもういいって感じだよね」

それは無駄な質問だろ。決勝審査の面接でもういいなんて答えるわけないだろ。

     

  女「うーーーーーん」

うーんなんだ。この大事な面接でうーんなんだ。

  女「ちょっと迷ってます」

  (面接が終わり彼女が出ていった後で)

  男1「出ましたね、舞台やってますアピール」

  男2「うん」

  男1「ていうか、オーディションで迷っているなんて言っちゃだめでしょ」

  男2「ダメだろ」

よかった。小松彩夏はグラビアへのこだわりをアピールしてて。その点も含めて、小松彩夏回は「小松彩夏よいしょ」の台本だったわけよ。場面は変わって居酒屋。彼女がオーディションの辞退を申し出てきてディレクターが話を聞きに居酒屋で待ち合わせたと。彼女はオーディションだけでなく、グラビアアイドルそのものを辞めたいと言う。
     
なるほど、彼女の口から過酷なグラドルの日常が語られるのか。最初は

  (1)意味不明な仕事をやらされる

       ・水着で山登りしてまたぎに会いに行く(山をなめるなと怒られる)

       ・水着で廃病院に行く(霊を連れて帰ってきて40度の熱が出る)

なるほど、意味不明だ。水着じゃなくてスーツを来てても意味とか意義は発生しない。場面が変わって決勝審査に残った19人がやった意味不明な仕事のビデオが流れる。そうか、わかった。今回は総集編なんだ。それならシリーズ構成がわかる。

  (2)すべてのファンを愛せない

       イベントを実施したとき零細事務所だと係の人がひとりだけのことがある。

       すると過熱したファンを押さえきれなくて怖い思いをすることがある

  (3)そもそも冷え性

       真冬に川で水着の撮影。鳥肌が立って唇が紫になり写真が没になった

  (4)給料が安い

       雑誌は基本的にノーギャラ。たとえ表紙でも

  (5)巨乳じゃない

       本当はBカップなのにCカップと発表されている

それぞれ、彼女が体験談を話し、ほかの人たちのビデオが流れる。最後のやつはこんなビデオが。
     
小松彩夏回に出てきた人だが...腹が...この人のファンが読んでいたら申し訳ないが、一言だけ言わせてもらっていいかな。けっして悪意はないよ。

  巨乳じゃなくて、肥満だろ

あー、すっきりした。レポを続ける。

  (6)達成感がない

       いつも同じような所で同じような仕事ばかり

  (7)彼氏が欲しい

       行動がマネージャーに監視されている

  (8)Ακβに勝てない

8番目のやつは小松彩夏も記者会見で言及している。15日の記事の続編で紹介しようと思っていたやつだが

     

  彩夏「どうしたらいいんですかね...(Ακβは)なんでもやるじゃないですか」

     

  彩夏「負けません! Ακβには」

小松彩夏がそれほどΑκβをライバル視していたとは! まあ、言わされているだけかもしれないが。ここから佳境に入っていく。

     

  「私、大学を中退したんです。仕事に専念するために。

   女優になるためですよ。グラビアじゃなくて女優になるためです。

   女優になれなかったらただの高卒ですよ。

   誰が責任とってくれるんですか。人のせいにするつもりはないですけど、

   私はぜんぶ捨ててこの業界に嫁いできたんです。

   もう帰るところなんてないんですよ」

うう、重い...

  (9)女優になりたい

     (ビデオ)

    「私の作品を見て、この人がこの役をやって良かったなと思っていただける女優さんになりたいです」

    「篠原涼子さんや山口智子さんのような女優さんになりたくて」

    「将来的には女優さんになりたいと思ってます」

     

    「結婚してから女優一本で」

この中に混じって小松彩夏が言うとなんかなあ。こまっちゃんは本人がこの番組でグラビアアイドルと言ってるだけで、役の重さを別にすれば立派な女優だからなあ。だが、ほかの3人は重要な事実を忘れているぞ。

  世の中にはグラビアアイドルより女優のがたくさんいる

むしろ競争の激しい世界なのだ。グラビアアイドルにはもう一つステップアップの道があるね。

     

  「仲の良い子がいて...このあいだ、AVに落とされました。

   なんにも悪いことしてないのに。ただDVDの売り上げが良くなかったからって」

そうか、AVのが下か。収入はこっちのが上だけどな。

  「知ってます? 100人スカウトして2、3人ものになればいいと思ってんですよ。

   あとは使い捨てですよ。AVですよ。明日は我が身ですよ。ドナドナですよ」

そこまでAVを悪く言うなよ。あれはあれで日本が世界に誇る立派な文化だ。

  (10)露出度が増えていくのが怖い

これで10個ぜんぶ出た。

  男「グラビアアイドルにとっていちばんの稼ぎってなに?」

  女「そりゃ、DVDでしょ。でも...言っちゃっていいのかな。

    3ヶ月に1本しか出しちゃいけないって暗黙のルールがあるんですよ」

あまりすぐに出すと先に出したのが売れなくなるからだそうだ。3ヶ月に1本でも多いだろ。だがほかに収入がないか。

  女「グラビアのステータスで言ったら写真集かな。DVDよりコストがかかってるし。

    ぶっちゃけDVDは私と監督だけで撮れちゃいますからね」

たしかにね。その点では紙媒体が定期的に出る小松彩夏の業界内での地位は高いのだ。華子様もグラビアをやっていたときはDVDと写真集が同じ巻数だけ出てた。大きい事務所の力なのだ。その後、写真集を撮影したときのことを思い出して気を取り直す。

     

  「初めてのグラビアを見たとき、自分じゃないみたいで感動しちゃったんですよね。

   プロのカメラマンさん、メイクさん、そういうプロの人たちに撮ってもらった自分って

   こんなにきれいだったんだって、なんか感動しちゃったんですよね」

表現は違うが小松彩夏がグラビアの仕事が好きなのと同じ理由だね。明日はがんばろうと笑顔で帰る。なんだよ、かまってちゃんかよ。でも、今回も面白かったじゃねえか。結局、毎週楽しく見ちゃったよ。チープな作りのようでいてシリーズ構成や台本がよくできてるんだよね。来週も楽しみだ。予告編の小松彩夏
     
最後にDVDボックスのお知らせ。

     

  彩夏「DVDの発売が決定しましたー!」