小松彩夏「グラビアアイドルと呼ばないで」−虎占いでください!−

今日の主役は川村(みゆきではない)*1、館*2、丸高*3、秋月*4。そうか、ここ*5に出ている20人のタレントの中で10人のメイン回があるのだと思ったが、こうやって全員を出すのだね。もう小松彩夏のメイン回は終わっちゃったし、最終回まで見なくてもいいかなと思ってたのだが、いやいや今週も内容が濃かった。冒頭は4人のインタビュー。クライマックスのシーンのために秋月のインタビューだけ紹介するよ。

     

  男 「いまいくつ?」

  秋月「17才で高校生です。私、女優になりたくって。

     いまはいましかできないことをやって、可能性を広げて行けたらなって思ってます」

王道だ。20才までグラビア、そこから女優。ただし北川景子のような遅咲きを別にすると、最近の若手女優は10代ですでに頭角を現わしているのも事実だ。ダンスが得意な川村が音頭取りで、4人がダンス合宿に行くところからドラマが始まる。今週はこんなシーンや
     
こんなシーンがあったぞ。
     
モザイクいらないだろ、テレビ東京の深夜なんだから。これは2番目の人だけど、私は3番目の人が好きだよ。この人のブログを見たら小松彩夏が写ってるぞ。VIP会員はチェックだ*6。夜、布団の中でおしゃべりをしている3人。

     

  丸高「でも、何人受かるとか聞いてなくない?」

  館 「聞いてない」

  丸高「思うんだけどさあ、川村ゆきえちゃんとか受かると思うよ」

  館 「あー、まちがいない」

  丸高「杏里ちゃんとか、小松彩夏ちゃんとか」

     

  丸高「事務所も強いし売れてんじゃん」

  秋月「やっぱ事務所とか関係あるんですかね?」

  丸高「あるよね〜」

  館 「あるある」

  丸高「愛実も事務所に助けられてる感がある*7

  秋月「そんなー」

  館 「いいなあー」

小松彩夏の主演シーン終了。そうか、彼女たちから見ると小松彩夏は「強い事務所に所属している売れているタレント」なんだな。まあ、そうだね。このダンス合宿、仕切る川村、とマイペースすぎる館の間で亀裂が生じる。ついに館が脱走。心配する3人。と思ったらお菓子を買いに行っただけだった。意外にも川村ではなくて最年少の秋月がキレる。

     

  秋月「あの、ヤル気あるんですか!

     そんなんだからいつまでたっても水着だと思わないんですか?

     脱ぐしか価値ないから。だからそんな仕事ばっかだと思わないんですか?」

それを言ってはだめだろう。17才の君と違って、選択の幅が狭い人たちなんだから。

  館 「そんな仕事?」

  秋月「男の人の性欲を満たすための道具じゃないですか」

  川村「三佳ちゃんも同じことやってるでしょ」

そのとおり。なぜ人のことを言える。

  秋月「やりたくてやってるわけじゃ」

  川村「自分だけが特別だと思ってるの?」

  秋月「・・・・・」

  川村「この仕事はね、おかずになってナンボなんだよ」

  秋月「りかさん、それでいいんですか?」

  川村「そういう仕事なんだから。引き受けた以上は覚悟をしてやれば、って言ってるの」

  秋月「私は女優になりたくて」

     

  川村「じゃあさ! 最初っから脱がずにやってみなよ!」

  秋月「いまの私は」

  川村「事務所に脱がされたのかわかんないけど、あなたのやってることだってオ○ニーのネタなんだよ」

これは痛いところを突かれた。どんなに仕事がなくても、オーディションに100回落ちても女優一本で突き進んだ北川景子の存在がある。だが恥じることはないぞ、秋月。どっちみち北川景子はあの乳ではグラビアアイドルにはなれなかった。君には北川景子に無い選択肢があるということだ。ここでいままで黙ってた丸高が立ち上がる。そうだ、もっと出番を作れ。丸高、秋月を殴れ。

  秋月「だから私だって努力してるじゃないですか」

     

  丸高「それはわかるけどさ! .....ね」

  川村「...ごめん...言い過ぎた...」

  丸高「ないよ...三佳ちゃん10代だから。りかちゃんそういうとこあるから」

  川村「なに?」

そっちか。秋月をボコボコにするのではなくリーダーの川村。いまのうちに小松彩夏泉里香のライバルになりそうな小娘をやっつけたほうが良くないか。この先は痛い展開なのでレポは省略する。
今回は非常に重要なテーマが語られている。グラビアアイドルとはおかずなのだろうか。AV女優の年令が下がりクオリティが上がり、かつコンテンツが簡単に手に入るようになったいまの日本において、川村が語ったようなニーズはAV女優が満たしているのではないだろうか。もちろんおかずにしている人はいるだろう。その人は普通名詞としてのグラビアアイドルではなく、あくまでも小松彩夏とか川村ゆきえとか個人に思い入れがある人なのではないだろうか。1話の小松彩夏のインタビューで、彼女は自分の写真集やDVDを「作品」と呼んだ。それはまちがいではない。だがAVと比較をしてしまうと、AVは作品本意、グラビアはタレント本意で購入が決まると思う。その点で、グラビアアイドルの方が実は難易度が高いのである。
こうして番組を見ていくと先週の小松彩夏メイン回がいかに異質だったかがわかるだろう。登場人物を通してグラビアアイドルとは何かが語られた2話から4話、そして今回の6話。対して5話はグラビアイドルをやってる小松彩夏が語られたにすぎない。丸高のブログに寄せられたコメントにこんなのがあった。

  あの脚本を熱演するグラドルさん達もすごいですが、

  一番すごいのは脚本家かも?

  いやあの脚本にOK出した事務所もなにげに凄いかも…