多岐川華子「アソタッチャブル」

毎週金曜日にやっている中眉消(なか・まゆ・きえ)が主演のドラマに、小野魔弓のバーターでご出演の華子様。前回の時代劇のように「冒頭20秒の出演でした...」というレポを予定してたら意外や意外、こんなに出番が多いとは。まずは番組開始と同時に
     
巨大スクリーンに華子様のCM。パチンコじゃないよ。華子様は「国民的アイドル」の役。去年のいまごろやっていたドラマでも華子様は超売れっ子のアイドルの役だった。そう、華子様は

  国民的アイドル役が得意なマイナーアイドル

なのだ...○| ̄L...いちおう整理をしておく。

  華子様の得意な役

   ・キャバ嬢

   ・死体

   ・国民的アイドル

あらすじをざっと説明すると、著名な整形クリニックで手術を受けた人の名簿が流出する。その取材を中眉消がするうちに、政界を巻き込むスキャンダルが発覚するという話。そして、その名簿に名前が出ていたのが華子様演じる国民的アイドルだった。つまり、華子様は

  整形美人の役

どうだ、堀木玉城や多○○華子ではこんな役はできまい。また華子様が勝ったな。ハハハ...○| ̄L...

  華子様の得意な役

   ・キャバ嬢

   ・死体

   ・国民的アイドル

   ・整形美人

事務所も仕事を選んでよ。いや、選んだら仕事がなくなっちゃうか。だいたい華子様が整形するなら優先度が高いのは胸だから*1
中眉消って、いまでは日本を代表する女優って感じだけど、この人の演技はうまいか? 特にセリフ。学園物も時代劇もコミカル役もぜんぶ一緒だよね。しかも単調。といっても私は中眉消を揶揄したいのではない。ここに北川景子が大女優になれる道が見えるのだ。夏に放送された月9でも、北川景子の一本調子のセリフに対して「最近の若者はああやって話すよ」という意見があったと聞く。中眉消クラスになると役に会わせて話し方を変えるのではなく、彼女に合わせた役が提供される。どんなドラマに出てどんな役をやろうが、中眉消はただ中眉消でいればいいのだ。そして中眉消が演じきれなかった役があったら、それは本人の演技力よりミスキャストをした制作側が責められる。つまり、そこには視聴者が「北川景子の欠点」と言うか、「中眉消のスタイル」と言うかだけの違いしかない。思えば、腿胃かおりだって若いころはあれがスタイルだったんだから。幸い、瀕死の沢触エリカがダメ押しの自爆したいま、星屑内での北川景子の基盤はますます強固なものになった。いまなら、どんな役をやろうが北川景子北川景子のままを貫き通せば、遠くないうちに北川スタイルとして認知される。
話は戻って、どんな役をやってもその役に合わせた演技をしないと後が無いマイナーアイドルの華子様*2。中盤で明かされる意外な事実。彼女はもともと姉といっしょに美容整形を受けて姉妹ユニットとしてデビューした。
      *3
ところが姉は手術の後遺症で顔が崩れ引退。発覚を恐れたクリニック側が多額の慰謝料と引き替えに、名前を変え院長の秘書としてそばにいることを強要される。もうムチャクチャな設定だが、中眉消が主役のドラマなんかそんなものだ。そんなドラマだから華子様がけっこう重要な役で出られたのだ。で、この姉というのが小野魔弓。無理がありすぎだろう。お母さんを出せよ*4。その姉妹ユニットの回想シーンがなかなかいいぞ。まずは浴衣。
     
華子様、去年のイベントを思い出します。さらにこれ。
     
うおおお、華子様のメイドコス。モップガールでの北川景子のメイドコスもよかったが、華子様のも完成度が高い。このバーター、おいしすぎる。まずい、まずいぞお、この番組のDVDが出たら買わなければならないではないか。しかし、小野魔弓と華子様はこうやって並ぶとタイプの違いが歴然とするな。華子様のファンは「小野魔弓はくすんでいるよね」と思うだろうし、小野魔弓のファンは「華子様、個性が無さ過ぎだろう*5」と思うだろうな。そんなことを言わないで、二人でバーターをしあって仕事を増やすのだ。小野魔弓のファンは華子様の写真集も買って、華子様のファンも小野魔弓のDVDを買って売り上げを増やすのだ*6
     
記者のインタビューでデビューに隠された事実を告白するビデオ画面の華子様。華子様のデビュー以来、おそらく最長のセリフ。これが記事になり関係者には捜査が入り逮捕。姉を犠牲にして自分だけがスターになったことに心を痛めていた華子様はこれを機会に芸能界を引退する。取材した記者が「きょうのブログに引退することを書き込むそうです」と。この国民的アイドルならそこに至った心情やファンへの感謝を長々と書き綴るだろう。だが、華子様なら

  引退ね。

だけなんだろうな。華子様、もう飽き飽きしてるのは理解しますが、まだ引退しないでください。いくら大金持ちでもニートは良くありません。
     
二人で田舎に帰ることを予感させるラストシーン。右側は特殊メイクの小野魔弓。これは明らかにやりすぎ。ここまでやったら小野魔弓が演じる必要がまったくない。だが、小野魔弓と不細工な役者の二人をアサインするより、こっちのが制作費が安いか。だが、小野魔弓的にはどうなのよ。顔が出てくるのが姉妹ユニットの回想シーンだけで、あとは誰が見ても小野魔弓とはわからない。これは損すぎるだろ。これではバーターの華子様の方がおいしすぎるだろ。
     
去っていく二人。華子様の演技、もちろん名演技とは言いませんが、いままでの少ないご経験を考えれば私は及第点だと思います。だから、だから、ヘキサゴンのレギュラーになるのはやめてください。別におバカキャラで売らなくても。その資格はありますが。なにより大女優のお母様が知ったらどんなにお嘆きになるか

*1:前歯もね

*2:できてないけど

*3:ふつう、このポーズだと胸と胸がくっつくがなぜか隙間が

*4:そっちのが無理だろう

*5:そもそも小野魔弓のファンは「華子様」なんて言わないだろうよ。多岐川華子のファンだって言わないが

*6:私はイヤだけど