昭和歌謡大全集

もうネタは尽きたと思ってたんだ。もちろん、私の思い入れの強い歌手や歌はまだまだたくさんある。だが、あまりにもマイナーすぎて、さすがのY○uTubeにも無い。かといって、さんざんヒットして、いまでも特番があるたびに映像が流れる歌を紹介してもつまらん。そんな私がインスパイアされたのが、Leo16さんのこの日のブログ*1早乙女愛の映画に言及されていた。
早乙女愛...私にとって早乙女愛と同じカテゴリに属する人があと2人いる。そう、畑中葉子、小森みち子、3人とも日活ロマンポルノで裸体を...ちが〜〜〜う。

  早乙女愛  ・・・1958年12月29日生まれ

  奈良富士子 ・・・1954年7月19日生まれ

  小林麻美  ・・・1953年11月29日生まれ

同じ時代の人だと思ったのだが、けっこう違うのね。この3人の特徴は

  ・あんまりすれてないお嬢様タイプ

  ・中途半端な人気

  ・歌を出しており、けっしてうまくないがなかなか良い歌

きょうはそれを紹介しちゃうよ。まずは早乙女愛。これはLeo16さんのところに詳しい解説が出ているので興味がある人はそっちを読んでね。歌はこれ。

さすがにこの当時はPVはないのだよね。荒井由美(現・松任谷由実)の作詞作曲で、詩のテーマはそのまま「まちぶせ」につながるものがある。松任谷由実本人も歌っているが、これは失恋をした女の子の歌なので、彼女のあつかましさ120%のオーラで歌う歌ではない。これはそこそこヒットしたのではないかな。
これを知っている人は少ないだろう。奈良富士子。

2分45秒って短っ!♪パヤパパパヤパパ♪というコーラスが脱力するが、ええい、最後まで聞け。いまほどアニメが増える前、TBSで日曜日の7時台に子ども向けのドラマ枠があった。「サインはV」とか「アテンションプリーズ」をやってた枠ね。その時間帯のドラマ「美人はいかが」がデビュー。このドラマのテーマソングは別の人が歌ってたのだが、それとは別に奈良富士子がレコードデビューしたのがこれ。当時のアイドルはどんなに下手でもとりあえずレコードを出したのだ。この3人の中ではいちばん知名度が低いのが奈良富士子だと思うが、唯一いまでも現役の女優なのがこの人*2
最後の小林麻美。「それなら知ってるよ、『雨音はショパンの調べ』だろうがよ」と思うだろうが、これはデビュー曲ではない。彼女のデビュー曲がこれ。

彼女のデビューは歌でもドラマでもなくエチケットライオンのCM。♪いつかきっと誰かと私〜♪とかのCMソングで好きな男の子をドキドキしながら待っている可憐な女の子を演じて全国のお茶の間の注目を集めた。ところが無理やりさせられたスキーで全治数ヶ月の大骨折。ブレイクしそこねたという悲惨な過去の持ち主。
でも可憐な少女だった3人もいまはみんな50代のおばさんなんだね。ああ、やだやだ