多岐川華子「MOTTOいまドキ」

     

  華子「いまコンビニでは夏に向けておいしいメニューがたくさん出てるんです!」

きょうもお美しい華子様。でもきょうのレポは無理だと思います。だって、

  華子様はコンビニで売ってるものは食べない

からだ。とくに弁当は食べたことがない。華子様のお食事は

  ・ご友人とのお食事会(頻度70%)

  ・ご実家に帰って食事(頻度10%)

  ・出前(頻度20%)

のいずれかだ。パンダが食べる笹を人間が見ても食べ物と思わないように、コンビニでなにか食べ物を売っているのは知っているが、それをご自分の食事と結びつけて考えたことがない。
     

  華子「こちらでは九種類の雑穀を使った九穀米が注目なんです」

  (ナレーションが入りおにぎりの説明。おにぎりを召し上がる華子様)

  華子「ん−! 具がたっぷりぃ〜」

口に入れすぎてしゃべれなかった駅弁のレポの反省*1を生かし、おにぎりを少しだけ食べてすぐにレポート。失敗もされるが、その失敗をご自分の糧として日々成長される華子様。このお姿を見て大女優のお母様も涙を流されていると思います。いや、そもそもこんなおにぎり食いたくなかったという感じも画面からは受けます。だいたい、ビニール袋に入ったおにぎりを見たのがきっと生まれて初めて。むき方がわからなくて、スタッフにやってもらったはず。いいんです。こんなおにぎりを食べるのは華子様の人生でこの先ないでしょうから。どうでもいいですが、このアングルだとアクティブな前歯が...
     

  華子「こちらのおそばは、そば粉八、小麦粉二の割合で売った二八そば!

     粋な味わいが楽しめますよぉ〜」

うんちくを披露される華子様。台本に書いてあっただけですが。いいんです。大金持ちはこんな知識は不要です。貧乏人だって不要ですが。そばを召し上がる華子様。
     

  華子「・・・・・(笑顔)」

お口に合いませんでしたか。つづいておいなりさんに挑戦。
     

  華子「・・・・・(笑顔)」

これもお口に合いませんでしたか。しかたありません、コンビニですから。つぎはパスタ。これには少し心を惹かれたご様子。さらにもうこのあたりになると、食べ終わった後に感想を言う気もなくなっているので、お口に入れる量が多くなっている。
     

  華子「・・・・・(笑顔)」

あのう...私としては華子様が楽しくお食事をされていれば満足なんですが、番組的にはだいじょうぶなのでしょうか。さっきから解説とか感想とかがまったくありませんけど。大金持ちの華子様のお口に合うのだから下々の庶民の口にも合うという点は十分に伝わってきます。華子様の笑顔、または笑顔の引きつり度合いで食材の味がわかります。でも、この番組を見ている人の9割は華子様の素性を知りません。その9割の人には華子様がただ黙々と食べている人に映っています。ここからデザート。ミニストップのハロハロの新製品。
     

  華子「うーーーん、パインが甘酸っぱくておいしい〜〜」

この食材でもっとも加工度の低いパーツ、ミニストップがほとんど手を加えてないパインをほめる華子様。口の斜め下のえくぼがお母様と同じ。ハロハロと関係ないですが。
     

  華子「旬のさくらんぼが存分に楽しめますよぉ〜」

これまた加工度の低い、てか、ただ乗っけただけのさくらんぼを召し上がる華子様。きょうのお食事はいかがだったでしょうか。食べ慣れない物を食べてお腹を壊さなければいいのですが。もしお口に合ったものがあったらお母様に教えてあげてください。この前、なんかの番組で

  華子「このあいだ、お母さんを初めてバスに乗せたときのことなんですけど...」

還暦近くになって生まれて初めてバスに乗ったお母様。コンビニに入ったことはまちがなく無いと思う。そうすれば今度また二世特集に出演されたときのネタができるではないですか。

  「ずいぶんちっちゃいデパートね」