多岐川華子「趣味の園芸」

1週空いて、きょうも長崎から。先々週の放送は、きょうの放送との2本撮りだったんだ。いくらNHKでも7分間の番組で1泊2日のロケはしないか。そんなことをしたら受信料の不払い運動が起こってしまう。きょうもお美しい華子様。
     
なんとなく目が腫れぼったい。きっとホテルの冷蔵庫に入ってたビールやミニボトルのウィスキーをぜんぶ飲んじゃったんだろうなあ。

  華子「野菜っておいしいですよね。わたし、大好きなんです。

     だから自分で食べる野菜は自分で育ててみたいなってこのごろ良く思うんです」

そんなことを思ったこと一度もないでしょうが、お仕事なので我慢してください。よく笑顔で言い切りました。それでこそ女優・多岐川華子です。

  華子「きょうご紹介するのはそんな理想を追求して植物を育てている料理人です」

「そだてている」がうまく言えてない。「すだたている」って。華子様、やはり口を全開のまま「そ」を発音をするのは無理です。お時間があるときでけっこうですから、鏡を見ながら発声練習をして前歯をしまう訓練をしてください。このくらいのセリフが発音できないとお母様のような大女優にはなれません。

  ナレーション(きょうご紹介するのは長崎で野菜を育てているシェフ、ローラン・ジャンマリーさん)

フランス流の家庭菜園を「ポタジェ」と呼ぶのだそうだ。スープの「ポタージュ」と関係あるのかな、フランス語の先生おしえて!でも、沢井美優ならともかく、華子様はこのフランス人のシェフとどうやって話すのだ*1

  外人「コチラガワタシノポタジェデス」(日本語が話せる)

  華子「かわいいですねえ〜」

うっかり「しょぼっ!」と言ってしまうところだが、ここはNHK、すべて台本がありアドリブは禁止。まさにバラエティが苦手な華子様向きの番組なのである。ニンジンや九州地方の特産品「コブタカナ」を見せてもらう華子様。コブタカナの葉を食べてみる。
     

  華子「ふ〜ん、おいしい〜」

たぶん、このカットの前に「うわっ、ぺっぺっ、こんなもん食えっかよ」とスタッフと一悶着があったと想像する。だいたい、華子様は畑には「サラダ」という木が植わっていると思ってたはずだ。我慢して食べる華子様。お顔は無表情。この収録の間、台本のセリフ以外はローランさんと一言も話してないんだろうなあ。いいのです、あなたは女優なのだから台本以外のセリフはしゃべらなくても。
     

  華子「わたしも...ポタジェ作りたいんですけど」

  外人「イイデスネ〜」

  華子「どういうところに注意したらとか、どういうところから始めたらとか...」

そろそろこの収録自体を飽き始めているのがキャプチャーから見て取れる。どういうところに注意したらとか、そういうテクニカルな部分より、そもそも土いじりなど大嫌いな華子様。我慢してください、数少ないレギュラーなんですから。主演映画が大コケだったのでこの番組を足がかりに一発逆転でNHK大河ドラマを狙うしかありません。でもいくら台本に書いてあったとはいえ「わたしもポタジェ作りたいんですけど」は危険なセリフだ。この番組を家で裕美お母様が見ていたら「タマさ〜ん*2、華子ちゃんに畑を10ヘクタールくらい買ってきて」「奥様、このへんに畑なんかありませんけど」「角の駐車場を買って畑にすればいいでしょ」というやりとりがあったに違いない*3

  外人「マズハカンタンノショクブツイイジャナイデスカ」

ローランさんの話し方おもしろいな。でもローランさん、そんなことを言ったら華子様はカイワレ大根の水栽培から始めちゃいます。それにしてもこの番組、映像がやたらきれい。さすがこの不況でも広告収入を気にしなくていいNHK、カット割りもドラマなみに細かくて、こういう凝ったアングルなんかも。
     
この番組が華子様のキャリアにどの程度プラスになるかとか、つぎの仕事につながるかはわからないが、とりあえずファンにとっては花に囲まれた美しい華子様が見られてかなりおいしい番組だ。それにこの番組の対象年令層には多岐川ブランドは強力なはず。頼む、華子様にレギュラーをくれ〜・・・あと、沢井美優にも
     

  華子「ポタジェといっしょに植物を見る目も成長していくんですね」

あなたも成長してください

*1:沢井美優でも無理だろ

*2:家政婦の名前。嘘だけど

*3:ないない