華子様を隠そう（最終回）

私の愛車のラウム。トヨタの車でヴィッツやエスティマを北川景子とすれば、ラウムは沢井美優くらいマイナーな車種だ。小さい車なのに、運転席と助手席の間に何もないので*1、前席から後部座席に移動ができる。後ろのドアがスライド式なので後部座席に荷物を入れるのが楽で、狭い駐車場でも人が出られるなど、都市部で使うには便利な車なのだが。
さて、家の中はピカピカにしないと気がすまない女房も車はいっさい掃除しない。埃や手あかがある室内は許せないが、コケの生えた車は無頓着なのである*2。このラウム、ハッチバックなので後ろはこのような構造になっている。

トランクルームはないのだが、下のカーペットをめくるとコルクボードのような素材の板があり、その下は補助タイヤやジャッキを入れる空間がある。

おそらく女房はこの空間の存在さえ知らないかもしれない。なにしろ、この車を買って10年になるのに、先月に女房と子どもの二人でディズニーシーに言ったとき、エアコンのスイッチがどれだかわからないと会社に電話をかけてきたくらいの強者だ。華子様にはここに入っていただいた。

下は弾力のあるコルクボード、上はふかふかのカーペット。ここなら華子様にお寛ぎいただけるのではないだろうか*3。また幸いなことに華子様は太陽石油のイメージガールをなさっているので*4、万一見つかったときはガソリンスタンドでもらったと言えば言い逃れができる。我が愛車のラウムよ、今月でおまえが家に来てからちょうど10年になる。今日からおまえには私の家族に加えて華子様をお守りするという任務が課せられたぞ。当分、買い換える予定はないから、これからもその使命を全うしてくれ。うーん、いいではないかいいではないか。なにより4回分のブログネタになったよ。
（完）
明日はたぶん帰って来られない。さらに、最近PCの調子が悪く、この3連休を利用してディスクを一度アポンしてWindowsから入れ直してみようと思う。よって、2、3日更新は無いが、読者のみなさん、健やかに過ごされよ*5