検証・これが実写版の台本だ!−act41(予告編)

脚本を激しく見たかったact46が終わったところで、前に戻り順番どおりにact41から検証をやっていこう。ちょうど名古屋の再放送がこのあたりなので、別の地域にお住まいの方は、DVDを見て、Leo16さんの論評を見て、台本の検証を見ていただくと地上波を生で見る迫力には欠けるものの3倍に楽しめる。act41も幼稚園でのボランティア、まことと亀吉の再接近、なるへの正体バレ、亀吉への正体バレ、暗黒キャラクターが決定したプリンセスセーラムーンなど見所が満載であり、いつも以上に駆け足だ。だが、そこは佐藤監督、木陰でのまことと亀吉のつかの間のひとときなどは情感たっぷりに見せてくれる。
さきに言っておくが、act41の台本にサプライズは無い。まるまるカットされたシーンもない。これだけ盛りだくさんの内容なのにカットシーンが無いのかと訝かしんだが、よくよく台本を見ると、ほとんどのシーンにセリフが一つか二つカットされているのだ。この台本の検証はこんな手順で作られる。

     1.台本とビデオを見比べてカットや変更されたシーンをチェックする

     2.1でチェックしたシーンの台本をスキャンする

     3.フォトレタッチソフトで余分なところを切ったり、2ページに渡ったところをつなぎ合わせる

     4.3の画像を見ながら原稿を書く

けっこう手間がかかるのだ。このact41のようにセリフが抜けているシーンがやたらに多いと作業量が半端じゃない。なんと過去最高の15枚の画像を作ったのである。どんな抜け方をしてるか、たとえば右上の写真を見て欲しい。物語の筋とは関係ないが、ぜひ見たかったシーンである。
さて、さっきも書いたようにカットされたセリフは1、2行なので、まったく新しい意外な事実が露呈することはない。だが、たった1行で放送では視聴者が想像するしかなかった登場人物の心情が、実は明示的に語られていたりして、この回もなかなか興味深い。ぜひ楽しみにして欲しいのだが、それには私がもう少し早く帰ってこなければ
(つづく)