インターネット版のケーブルテレビのようなものが最近あるが、それの情報誌をもらった。おお、表紙はスーパーマン。中を見るといきなり北川景子(写真でか!)と小松彩夏(写真ちっちゃ!)が。ここの特集が
若さ、ルックス、実力、三種の神器でこわいものなし!
「U−20女優たち」
20才以下だから20才の北川景子や小松彩夏も入るわけね。本文の冒頭はこんなかんじ。
ひと昔前はアイドルと言えばお芝居は下手なのが当たり前だった。だが21世紀は違う!
若くてかわいくて、しかも才能にあふれた本物の女優たちが次々に登場しエンタメ界を席巻しているのだ
なるほど、たしかに浅田美代子に演技力や歌唱力は期待しなかったな。昔の話はどうでもいい。ここに北川景子と小松彩夏が紹介されている。まずは北川景子。
「ハリウッドが認めたモデル出身・正統派美人」
雑誌「SEVENTEEN」の専属モデルとして活躍した北川は、生粋の美少女で女性ファンも多い*1。
昨年から本格的に女優に転身*2。『間宮兄弟』で沢○エリカの妹役を演じ、
『ワイルドスピード×3』で全米デビュー。10代にしてハリウッドのレッドカーペットを踏んだ
つづいて小松彩夏。
「可憐な瞳が魅力の注目株」
ティーン雑誌「CANDy」の専属モデルとして活躍し、その後グラビアアイドルとして人気を博す。*3
『美少女戦士セーラームーン』でセーラーヴィーナス役に扮し*4子供にまでファン層を広げた。
06年は『ダンドリ娘』など多数のドラマに挑戦し、公開中の映画『僕は妹に恋してる』にも出演している
行数の制限はあるのだが、せっかく1ページに並んでいるのだから北川景子と小松彩夏の共通点に言及して欲しかったな。そうすれば主役を務めた沢井美優らにもスポットが当たるというもの*5。本文中で二人に触れている部分も抜粋しよう。
(榮○奈々の紹介の後で)
『僕は−』で榮○と共演した小松彩夏も美少女グラビアアイドル*6から本格派女優への脱皮をはかる。
映画『Dear Friends』で主演に抜擢された北川景子にも注目。整った顔立ちからは映画スターのオーラが漂い
今後の成長がもっとも期待される。
この記事を書いた人の北川景子への傾倒が感じられる一文だ。それにしても小松彩夏=グラビアアイドルは既定の事実なのね。映画を紹介するページなので北川景子の方に重点が置かれているが、二人の勝負はまだわからない。『Dear Friends』もいまのところ大ヒットではなさそうだし、なにより次回作の公開まで数ヶ月も空いてしまうのが痛い。たしかに主役を張るというのは偉大なことだが、いまの北川景子に主役が回ってくる映画は、その企画そのものに限界がある。主役になるより大作の脇役のがファン層を広げるには手っ取り早いのか。そう考えると、『Dear Friends』と『僕の−』の映画対決、小松彩夏は勝負に負けて試合に勝ったとも言える。