「キラリ☆セーラードリーム」の既視感

今日、総武線の中で突然ひらめいた。

     わたし、なにか忘れてる

そうだ、実写版美少女戦士セーラームーンの主題歌「キラリ☆セーラードリーム」になにか引っかかりを感じていたのだ。放送が終わって1年になろうという8月27日、突然に思い出した。これも来週が1周忌となる愛野美奈子のお導き。私はいまから10年以上前にキラリに遭遇していたのだ。
札幌に引っ越す前まで、私は6年間、千葉県鎌ヶ谷市に住んでいた。その鎌ヶ谷市の歌が「きらり鎌ヶ谷」である。歌うのは驚くな「ダ・カーポ」だ*1。たしか市制30年を記念して作られた鎌ヶ谷市民の歌で、ダ・カーポが歌うだけに70年代フォークソング*2テイストのいい歌だった。私が鎌ヶ谷市で好きなものは、市民の歌だけであった。

空にキラリ☆風がキラリ☆なにげなく花のかおり
同じ季節、同じ街に私たちは生きている
人を愛するようにときめいて涙ぐんで
大好きなこの町、鎌ケ谷です

夢がキラリ☆星がキラリ☆あざやかな四季の夜空
出逢う人に想いよせて私たちはいきている
こころ安らぐように春と夏、秋と冬を
大好きなこの町、鎌ケ谷です

愛がキラリ☆希望キラリ☆優しさは街の香り
小鳥たちと同じ時刻(とき)を私たちは生きている
地球愛するようにぬくもりを抱きすくめて
大好きなこの町、鎌ケ谷です

「キラリ☆」はいま私が勝手に入れたので、原文はふつうに「きらり」である。どこかに曲がアップロードされてないかと探したが歌詞しか無かった*3。良い歌なのだが、一つ弱点がある。それは

     鎌ヶ谷である必要はない

そう、鎌ヶ谷の部分が浦安だろうが帯広だろうがキプロスだろうが、どんな地名を入れてもそこの市民の歌になるのだ。なぜなら鎌ヶ谷には歌詞にできるような特徴や誇れる物など無いわ*4

*1:べつに驚かないって

*2:J-POPでもなくニューミュージックでもなくフォークソング

*3:聞きたい人もいないと思うが、いちおうメロディはここで聴けるhttp://homepage1.nifty.com/wat10/kirari-kamagaya.htm

*4:よっぽど嫌いだったんだな