小松彩夏「白衣の戦士」

なにがびっくりしたって、冒頭のシーンだよ。主人公の中条あやみ演じる立花はるか、子どもの頃にテレビで病院のドキュメントを見て看護師になるのを決めた瞬間。

     f:id:M14:20190411200842j:plain

中条あやみ本人の子どものときより中条あやみに似ている子役。すげえ、どこから探してきた! 小松彩夏、ちゃんと出てるぞ。

     f:id:M14:20190411200843j:plain

ただ、年令的に中条あやみ側ではなくて水川あさみ側だ。

     f:id:M14:20190411200844j:plain

この居酒屋のシーンなんか、小松彩夏の演技はけっこう良かったぞ。

     f:id:M14:20190411200846j:plain

セリフも表情も悪くなかったと思う。刑事役よりこういう普通の人の役のが良いのだ。大ジョッキでグビグビ飲む小松彩夏

     f:id:M14:20190411200845j:plain

ところでテレビドラマなんかめったに見ない娘が1週間くらい前からこのドラマを楽しみにしていた。実際の医療現場との差に腹が立つのではないかと思ったが、もうそういうことも達観できるくらいの中堅になったんだ。一緒に見ていて「いまの病院ではここはどうなの?」とか「こんなことはしないんだろ?」とか聞きながら見ていた。まてよ、これって...不動産会社の社員が語る「家売るオンナ」のサイトがあったが、現役の看護師が語る「白衣の戦士」が書けるじゃん! 第1回は「点滴」。中条あやみが点滴のセットをする。

     f:id:M14:20190411200848j:plain

ところが液を落とす速度が速すぎて患者がショックを起こす。

     f:id:M14:20190411200849j:plain

命に別状は無かったが主人公がヘコむ。このシーンを見て娘に聞いてみた。

私「点滴の速度をまちがえることってあるの?」

娘「そんなのしょっちゅうだよ」

しょっちゅうなのかよ! 患者がショックを起こした経験は無いが、完了するまで1時間のはずがもっと早く終わってしまったり、1時間経ってもかなり残っていたり。これはベテランより新人に多いそうだ。どういうことかというと...セッティングをまちがえることはまず無い。看護師の作業の中でもっとも注意をするのが点滴の速度だ。患者が点滴を始めたときの姿勢で最後までいてくれれば予定どおりの時間で完了する。だが寝返りをうったり腕を動かすとチューブが曲がったり、もともと曲がっていたのが伸びたりして速度が変わる。なので点滴をセットして別の患者のところに行ったら、処置をした後で点滴を見に戻ってくる。経過時間と減った量を見て速度を調整する。これを点滴が終わるまで繰り返すそうだ。だが新人だと一人一人の患者の処置で精一杯なので戻って見に来るだけの余裕がなく、行ってみたら終わってたとか、予定時間より早く「点滴終わりましたよー」とナースコールで呼び出されるそうだ。最近は重力の力で落とすのではなく、ポンプで圧力が一定になるように注入する装置があるが全部の患者に行き渡るだけの台数が無いと娘が行っていた。10人以上の患者に別々の処置を行い、しかも一定時間は全員に注意をしつづける。これは男性と女性の脳の構造の違いで、男性より女性に向いている作業らしい。男性の看護師が少ないのは「あれはオンナの仕事だ」という先入観とか伝統だけでなく、実際に男性の脳には向いてない仕事だという。どうですか、ためになりましたか? でも私と娘が同時に視聴しないと成立しない企画だから第2回はあるのかなあ。

昨日テレビで見ていたとき、この人って誰だっけとずっと思ってた。

     f:id:M14:20190411200850j:plain

美人で良い感じの人じゃないか。これって鈴木紗理奈か。なんか年令で余分なものが落ちていい感じになったね。さて、ドラマ自体だが私の視聴が最終回まで完走するのは難しいかなあ。中条あやみの表情とか発生がいちいち大げさなんだよな。全体的にふざけすぎでガチャガチャ感が過大。なんか同じことをちょっと前に書いたな。この状態のことを「QUEEN的」と呼ぼうか。だいじょうぶか、小松彩夏