ネタはこうして作られる・ネタはこうしてボツになる

みなさん誤解されているようだが、私は1日中、セーラームーンのネタを考えているわけではない。また実写版に限定したセーラームーンネタを2年近くも続けていれば、新しいネタなど無尽蔵に浮かんでくるわけもない。日々、ネタ切れの恐怖との戦いなわけです。毎日、書き続けるコツは次の3つに尽きます。

     1.人がつっつかないような重箱の隅をほじくり返す

     2.どんな小さなネタでもあきらめずに膨らませて水増しして1日分にする

     3.1日の分量を決めて、それを超えたら続き物にする

たとえば、

     沢井美優のミュージカルの追加公演が山口県で開催

という情報があると、それを膨らませて4日分くらいのネタにできないか考えるわけですよ。以前に「沢井美優応援企画・ようこそうさぎちゃん!」というのを延々と書いたでしょ。それにひっかけて、こちらも追加企画ができないかと考える。すると「山口県」としかわかってないのを逆手にとって

     沢井美優応援企画「ようこそうさぎちゃん!リターンズ」−次の開催地を予想しよう−

と自然にネタを思いつくわけです。山口県のどこでミュージカルが行なわれるかを予想する企画をやるわけですな。会場の規模はだいたい把握できているし、市町村のサイトを見ればホールの情報とかはわかるわけだ。で、まずは簡単なところから調べ始めるのです。山口県のサイトを見るとイベントホールの情報がすぐに見つかる。

     シンフォニア岩国

     ・3,000円未満の入場料で使用料・全日300,520円

     ・夏木マリ小林幸子のコンサートも開かれている

     ルネッサながと

     ・3,000円未満の入場料で使用料・全日194,400円

     ・夏川りみのコンサート、シルバー人材センター創立20周年記念式典

過去の例で、このあたりではやらないような気がするわけです。こうやって調べていくと「お宝」に当たるのです。

     秋吉台国際芸術村

     ・3,000円未満の入場料で使用料・全日194,400円

     ・野外劇場なら使用料28,800円

鍾乳洞の秋吉台ですからね。「遠いよ!」とか「野外かよ!そろそろ寒いよ!」と突っ込みを入れられますね。次に山口県の市町村をしらべるわけです。山口県には下関市宇部市山口市萩市徳山市防府市、下松市、岩国市、小野田市、光市、長門市柳井市美祢市新南陽市と、これだけの市があって、ちょっとひるむのですが、これを一つ一つ調べて行くのですね。このへんはもう忍耐です。収容人数、使用料、舞台の大きさなどをメモしていく。なかには駅から会場までバスで2時間、しかもバスが1時間に1本しかないという「お宝」を発掘できるかもしれない。このへんまで来ればもう1週間はもつ立派なネタになるわけです。そうなるとタイトルが弱い。もっと力強いタイトルが欲しくなる。

     沢井美優応援企画「ようこそうさぎちゃん!リターンズ」−大予測・沢井美優の明日はどっちだ!−

で、この企画の難点はすごく時間がかかることですな。あまりにも時間がかかりすぎて、先に会場が発表になっちゃってボツになる。
...○| ̄L...