新宿は暑かった。日向に出ると体内でカウントダウンが始まりゼロになると死ぬような気がした。

スーパーマン物語の難しさって、スーパーマンが強すぎることだと思う。「ジャスティスリーグ」でもスーパーマンが不在の状態でバットマン・ワンダーウーマン・フラッシュ・アクアマンがラスボスと戦うことで話を盛り上げた。この新生スーパーマンは弱い。2時間の映画でほぼずっとボコボコ。傷もできるし痣もできるし火傷もするし脱臼もする。対してレックス・ルーサーが強すぎる。巨大怪獣を作ったりスーパーマンと互角に戦える超人も作れるし異次元に移動する装置も作れる。圧倒的に不利なスーパーマンをDCコミックヒーローと超犬(超人の犬)が助ける。このフォーマットってどこかで見たぞ。ものすごいテクノロジーを持った敵によって敗北寸前のヒーローが仲間の助けで鮮やかな逆転勝ちをする。アンパンマンだ! これなら物語のバリエーションを無限に作れる。それがジェームズ・ガン監督の答えか。

この映画は紹介が難しい。公式のあらすじを転記する。
修道院で暮らしはじめた敬虔な修道女セシリアは、処女であるにも関わらず妊娠していることが判明する。ショックを受けるセシリアだったが、周囲の人々は彼女を次の聖母マリアとして崇め、妊娠を祝福する。やがて、赤いフードをかぶった謎の集団が現れるようになり、セシリアの周囲で修道女の自殺や拷問など奇妙な出来事が続発。身の危険を感じた彼女は、外出を禁じる神父たちの目を盗んで修道院から抜け出そうとするが・・・
処女受胎がテーマのオカルト映画だと思うでしょ。それだけだと映画にならないから身ごもったのが実は悪魔の子でとかの展開になると思うでしょ。違うんだよ。どう違うかを書くとネタバレになってしまう。とにかくオカルト映画と思わせておいて、まったく別の様相になる捻り方が見事。過去に何度か書いているが、私はオチがオカルトなのは嫌いなんだよ。どんなに不可思議なことが起こっても「じつは悪魔のしわざでした、チャンチャン」で非キリスト教国が納得できるかーい。それの逆、オカルトだと思ったら違ってましたって初めてじゃないかな。主演の女優さん、本当にお疲れさまでした。これが最後まで見た感想。