「2SLGBTQQIA+」を極めよう

元はカナダの首相のツイート。

LGBTだけでもややこしいのに「2SLGBTQQIA+」と倍以上に増えている。これを解説している日本語の論考が探せなかったのでこの記事を参考にした*1。これによると

2S:トゥー・スピリット=男性的な心と女性的な心を同時に持つ人
L:レズビアン=女性の同性愛者
G:ゲイ=男性の同性愛者
B:バイセクシャル両性愛
T:トランスジェンダー=身体の性と心の性が一致しない人
Q:クィアLGBTに当てはまらない人
Q:クエスチョニング=自分の性的指向が定まっていない人
I:インターセックス=身体の性が男性または女性の典型的な定義にあてはまらない人
A:エイセクシャル=他者に性的欲求や関心を抱かない人
+:プラス=その他さまざまな性的指向を持つ人

これだけ見ても「2S」と「B」はどう違うのだとか疑問が湧いてきて、「Q」以降はなにがなんだか。そこでこれを表にしてみた。なお、あくまでも少ない情報にもとづく私の解釈なので誤りがあるかもしれない。この問題に真剣に取り組んだり運動をしたり、あるいは精神的苦痛を強いられている人が私の誤りに気がついたら、それは私の無知によるものであり、けっしてこの方たちを誹謗するものではないことをお断わりしておく。

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まず「身体」は肉体的な特徴である。端的にチ○チ○がついているかだが、先天的にあるはずなのに無いとか両方が付いている人は私の理解の外なのでご容赦願いたい。精神的な部分を「心」と「性的欲求・関心」に分けた。これは元の文がその区別をしているからである。「心」はその人が自分の性をどちらであると主張したいか、自分のことを他人からどう見られたいかである。「性的欲求・関心」はそのまんまなので説明はいらないと思う。以前も書いたが、基本の「LGBT」がすでにこの2つが混ざってしまっている。なので新登場の「クィア」、つまりLGBTに当てはまらない人というのは心のことなのか、性的欲求なのかわからなかった。あと「インターセックス」は自分の性を意識しない人で、その人の性的欲求は身体に従うのか、それもいろいろなのかはわからなかった。宇多田ヒカルインターセックスであると公言しているが一度は結婚したよね。「エイセクシャル」は既に結婚をして子どもがいる人の中にもそこそこの人数がいるような気がする。あと「プラス」はロリコンや2次元専門も含まれるのだろうか。

整理ができたところで、先日の記事にしたトイレの問題に戻る。トイレの表記はどうするべきであろうか。あと私が以前から疑問に思っている女子スポーツ。もし身体的には男、心は女の人が金メダルを獲ったら、新聞には「歴史的快挙」と見出しが付くかもしれないが、いっしょに競技をした身体的に女の人は心から讃えることができるのだろうか。私の考えはこうだ。男・女、男子・女子だと、その言葉に含まれる文化的、歴史的情報量が多すぎるのが問題なのだと思う。そこで

  F(Free) V(Vagina)

として、「V」はチ○チ○が無い人専用。「F」は誰でも良い。トイレも更衣室も競技もこれでいいのではないかな。身体が女性、心は男性のトランスジェンダーの人はFでもVでも好きな方で良い。その逆はFになる。これが差別といえば差別になるが男性とは言ってないので我慢してもらう。もしVaginaという用語が露骨すぎるのなら、マイナーな言語である日本語を使ってNC(No Chinchin)とか。ノーチンチン、響きもかわいい。これもイヤだったら女風呂とか女子競技を廃止してぜんぶフリーにするしかないが、それは女性が反対するでしょ。いや、女性じゃなくてノーチンチンだった