DELLのサポートセンター

10日くらいかかると言ってたのに3日で戻ってきたよ。DELLすげええ。うれしいのだが、3日で戻ってくるならわざわざ古いPCを引っ張り出してセットアップしなかったのにという問題はある。でも10日と言われて3日で戻ってくるとうれしいでしょ。気の小さいサラリーマンがよくやる過ちが早めに申告してしまうこと。寝坊をしてあわてて会社に電話するでしょ。10時までに行きますと言っておいて10時半になったりすると2重に印象が悪いわけよ。こういうときは怒られついでに11時と言っておく。なんなら、「今世紀中は無理かもしれません」くらいにしておく。
そもそもパソコンがどうなったかというと、ALIENWAREシリーズだけかもしれないが定期的に「SupportAssist」というプログラムが起動されてPCのチェックをするのよ。ハードウェアの検査をしたり、ドライバーがバージョンアップされていたら入れ替えたりする。いつもなら勝手に始まって勝手に終わるのだが、この日は「システムメモリの異常です」と表示されてサポートセンターに連絡するように書いてある。DELLはサポートセンターに電話すると、世界中のサポート拠点にいる日本語が話せるスタッフの中で手が空いている人につながるらしい。この日は「ハイ、デルサポートセンターノ"コウ"デス」。中国につながったっぽい。過去には韓国のこともあったし、東南アジアのどこかのこともあった。状態を言うと「ブラウザデ"DELL C"ヲ、ケンサクシテクダサイ」とコウさんが言う。そのとおりに検索すると「"DELL Connect"ガ アリマスネ」、そのサイトに入ってコウさんの言ったとおりに入力するとソフトウェアがインストールされる。それを起動すると、私のパソコンがコウさんに乗っ取られる。中国から私のパソコンを操作して状態を調べている。あ、ヤベエ。コウさん、そのウィンドウは開かないで。コウさん、よけいなことはしないので無事だった。「ヒキトリシュウリ ガ ヒツヨウデス」、明日に佐川急便が行くのでパソコンを渡してくれと。箱には入れなくていいそうだ。もうとっくに捨てちゃったけどな。「イジョウデス。ホカニナニカ ゴシツモン ハ アリマスカ?」と聞かれたので「コウさんはいまどこから電話をしているのですか?」と質問したら「チュウゴクデス。ダイレン ニ イマス」、ああ、やっぱり中国か。「ヘタナ ニホンゴ デ スミマセン」「いえいえ、お上手なのでびっくりしました」「アリガトウゴザイマス」と日中友好に貢献した私だった。でも、ホント、世界が狭くなっている。AIで仕事がなくなるとか新聞や雑誌に書いてあるけど、DELLのサポートセンターの仕組みを知ると、その前に仕事がなくなっちゃう人、すでになくなっている人もいるのだろうなあ