真冬の映画まつり「劇場版 ウルトラマンジード」

行ってきたよ、19時20分の回。この時間の上映があるのは都内でここだけ。しかも今日まで。時間が時間だから20人くらいかな。てか、予告編が長いよ。しかもアニメばっかり。しんちゃん、コナン、ガンダム、ヤマト、ピクサー、あといろいろを延々と10本くらい見せられた。なんでアニメばっかりなんだよ。どうなってんだ、この映画館は。だって、お子様が対象の映画だろ。
ストーリーに起伏があってつぎつぎとイベントが起こって楽しめた。最終回のその後の設定なので地球にウルトラマンジードしかいない。ジードはリクに憑依しているのではなくリクがジードそのものだからリクが生きている限りジードは存在し続けるのな。ジードは光の国のウルトラ戦士ではないので、過去のウルトラマンの映画のようにほかのウルトラマンは助けに来ないのだが、本作はテレビシリーズの前作であるウルトラマンオーブと、おなじみのウルトラマンゼロが参戦。だが敵のロボットが強すぎてオーブとゼロが消滅。ジードも時間切れで変身が解けてしまう。20時間待たなければ変身できないが、それ以前にリクはすっかり戦意を喪失。そこにショッカーみたいなのがわんさか襲ってくる。人類の最後の希望であるリクを守るために、戦闘少女のライハ、AIBのゼナ先輩が戦う。ほとんど役に立たないけどAIBのモア、サラリーマンのレイトも戦う。自分のためにみんなが戦っているのを見て意気消沈していたリクの心が動く。ウルトラマンは自分だけだが、いままでだってみんなも戦っていたじゃないかと。ライハが「あなたは私が守る。初めて会ったときから覚悟はできていた」と叫ぶ。ここは泣けた。リクを守るためにゲストキャラの本仮屋ユイカ死亡。この人は宇宙人な。本作だけの最強アイテムを渡され、その力で20時間を待たずに新しいフォームに変身。オーブとゼロが出現。ゼロの時間移動の能力でちょっと先の時間にジャンプして難を逃れていた。そうだよ、ゼロっていろんな変身形態と能力があるのだがそれは劇場版用で、テレビでは使わなかったな。たしか深い傷を負って本調子でないと第3話で言っていたが、最終回まで本調子ではなかったのか。最後は3人でラスボスをやっつける。その様子をウルトラの国から見ていたウルトラの父ウルトラの母ウルトラマンたち。父が「彼は立派なウルトラ戦士だ」と、ジードはやっとウルトラ戦士として認められたのか。認めるだけじゃなくて助けに来てよ。