びっくりしたニュースがあった。本題に入る前に、このニュースの予備知識を*1。
サムスン電子副会長に懲役5年の有罪判決 国政介入事件で
韓国の裁判所は8月25日、サムスングループの事実上トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長(49)に
懲役5年(求刑12年)の有罪判決を下した。李被告は、国政介入事件で今年3月に韓国大統領を罷免された
朴槿恵(パク・クネ)被告への贈賄罪などに問われていた。
このニュースは覚えている。へーー、天下のサムスンがねえ...くらいの印象だった。この裁判についてのコラムがある。これを日本人が書いたなら「またまたー、話を盛ってるだろ。そんなわけねえよ」と思うのだが、ソースは朝鮮日報だ*2。朴元大統領の裁判がひどいという話で、その中にサムスン副会長の裁判に触れている。
サムスン電子副会長の李在鎔被告に対する一審判決で
「朴前大統領に対する具体的な請託*3はなかった」
としながらも
「心の中で請託を行った」
として懲役5年の実刑を宣告した。
...ちょっと待て。具体的な請託は無かったと裁判所も認めている。だが「心の中で請託を行った」。それで懲役5年。その人が有罪か無罪か亀の甲羅を焼いてひびの入り具合で決めちゃうレベル。守護霊を呼び出してお伺いを立てちゃうレベル。そんなことを書いたら大川総裁が気を悪くするレベル。政治が信用できない、行政も信用できない。そのときに信じるのは、最後の砦は司法ではないのか。それが「心の中」。私が猥褻罪に問われて心の中で判断されたら終身刑になっても控訴ができない。よかった、日本に生まれて良かった。神様から見たら地球レベルではほとんど誤差の範囲の距離なのに日本に生を受けることに決めた神様ありがとう
*1:http://www.bbc.com/japanese/41047291
*2:http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/10/17/2017101700893.html
*3:請託とは特別の計らいを頼み込む、情実的な依頼のこと