5月に読んだ本

30の神品 ショートショート傑作選 (扶桑社文庫)

30の神品 ショートショート傑作選 (扶桑社文庫)

古今東西ショートショートの傑作集。国内の作家と海外の作家が交互に出てくる凝った構成。先月に紹介した「世界堂書店」もそうだが、こういうアンソロジーを作れる人の読書量ってすごいよね。


科学的に元気になる方法集めました

科学的に元気になる方法集めました

精神論ではなく、医学的、生理学的に実証された元気が出る方法を集めた本。「空を見る」とか「無理にでも笑顔を作る」とか、意外と当たり前の方法だった。



完璧な家 (ハーパーBOOKS)

完璧な家 (ハーパーBOOKS)

玉の輿だと思って結婚した男性はとんでもない異常者だったという話。何度も助けを求めたり逃げだそうとするが、ことごとく失敗し「ご迷惑をおかけしました。私の妻は心を病んでいるんです」で回りの人が納得しちゃう。でもそんなものかもしれないね。


人気作家によるSF短編小説のアンソロジー。いやはや、素晴らしい。これってSF?という作品もあったが、SF小説を敬遠がちの人でも無理なく読める傑作ぞろい。今年の短編部門の暫定一位だ。


テレビで見た人気俳優や芸人の名言集。期待に反して、最近のお笑い芸人の話が多く、それだったら知ってるよと言うのも多かったのが残念。


革新的な会社の質問力

革新的な会社の質問力

けっこうな人数の面接をすることになって、一夜漬けで勉強するために買った本。難しい表現で質問をしない。たとえば「自分のキャリアプランをどう考えてる?」とか「君のビジョンを聞かせて」ではなく、「5年後にどうなってたら最高?」と質問する。「どれが心に響いた?」とか「いちばん感動的だったのは?」ではなく、「君がいちばんグッときたのはどれ?」と質問する。すごく参考になった。


ちっちゃいおっちゃん 笑って学べる心のおべんきょう

ちっちゃいおっちゃん 笑って学べる心のおべんきょう

「ちっちゃいおっちゃん」とは自分の心に住んでいるおじさんのこと。実際には自分の潜在意識のことね。それを鼓舞して人生を前向きに、肯定的に生きる方法を物語形式で書いてある。だが、あまりにも回りくどいのと、全編が関西弁で書いてあるので読みづらい...


首ざぶとん (角川ホラー文庫)

首ざぶとん (角川ホラー文庫)

創作ホラーの短編集。だが一つの話がけっこう長く、寝る前に読むのには向いてなかった。


座敷牢に閉じ込められている少女に、毎週一回、怖い話をすることになった主人公。このわけのわからなさが魅力的だったが、クライマックスがぶっとび過ぎていた。


人気作家によるミステリーのアンソロジー。テーマは「どんでん返し」で、ふつうのミステリーが多いが、中には話自体に罠がある作品もあり、なかなか楽しめる。