一昨日の記事に写真を載せた、新しく買った炊飯器。そう、無駄に存在感があるやつ。我が家に泥棒が入ったらあれだけを持って行かれて、貴金属とか現金は助かるような気がする。前の象印に比べて4倍くらいの値段の三菱製。ヨドバシカメラの炊飯器のコーナーに行くとすごいぞ。いちばん安いのは前に使っていたような1万円でお釣りが来るやつ。いちばん高いのは13万円くらいするのよ。この10倍以上の値段の差って炊飯器くらいじゃないか。どう違うのかまったくわかんないよ。とりあえず、お釜の底だけじゃなくて全体が熱くなる、フタに突起物が無い（無粋な金属のフックが付いているやつがけっこうある）、重くない、この３点だけで選んでみた。家電芸人だともっといろんなポイントがあるのだろうけどな。
さっそくご飯を炊いてみたのよ．．．ふつうだ．．．4倍はおいしくない。たしかにご飯の一粒一粒が独立しているわりに柔らかい。でもなあ．．．と思った。しかーし！ この炊飯器の威力はそこではなかった。たぶん炊きたてはどの炊飯器でもそれほどの差はないのではないか。たとえば朝に炊いて朝食で食べる。残りをそのまま保温して夜に食べる。その半日後の鮮度というかふっくら具合が前の炊飯器とぜんぜん違う。さらに余ったご飯をパックに入れて冷蔵して、レンジでチンしてから食べたときの鮮度。うおおお、すごいぞ三菱。この値段の差はここだったのか。
人間もそうじゃないか。女性も10代、20代のときはみんなピチピチしてる。男性も若いときは元気はつらつオロナミンCだ。これが炊きたての状態な。それが30代、40代になってどれだけ輝きが残っているかがその人の人間としての価値じゃないだろうか。私なんか解凍後の状態だし、自分ではよくわからないが干し飯ではなくて三菱の炊飯器のレンジでチン後のようでいたいなあ。もう手遅れかもしれないけど。
ところで上の画像を出すためにAmazonで同じ型を検索したらヨドバシより5,000円も安いでやんの。かといって、家電量販店で現物を見てからAmazonで注文するような失礼なこともしたくないんだよね。でも5,000円はでかいなあ．．．
