GW映画まつり「パトレイバー」

私はこれの原作を知らないんだよね。有名なアニメなの? で、この映画はそれから十数年後の話。パトレイバーの出動の機会がまったく無くなってしまって隊は解散の危機。そこに自衛隊の最新型攻撃ヘリを奪ったテロ組織が首都東京を破壊する。なんだかんだいろいろあって、最後は東京湾の橋の上でパトレイバー攻撃ヘリの一騎打ち。このなんだかんだがとてつもなく長い。なにしろ長いこと倉庫で眠っていたパトレイバーを無理無理動かしたので、使えるのは3分が限度。しかも2号機はヘリに瞬殺で海にドボン。1号機は3分を超えたのでシステムダウン。再起動をかけて射撃だけ可能になる。つまり時間の配分がほとんどウルトラマン状態。私は原作を知らないで見に行ったからいいけど、「あのパトレイバーが実写か。これは見に行かないと」という人だと金返せ状態ではないだろうか。
攻撃ヘリを操縦するのが
     
ショムニのレギュラーだった森カンナ。橋の上で迎え撃つのがパトレーバー1号機の操縦士
     
ハロプロ真野恵里菜。パトレーバーを援護するのが研修に来たロシア人という設定になっているどっからどう見ても日本人の
     
太田莉奈。海の上でごっつい機関銃がついたボートから援護するのが公安の警部の
     
高島礼子。この構成わかる? つまりクライマックスは女性と女性の戦いなんだよね。新しい、これは新しい。アイドル映画ではないのにだ。
     
警察の上層部の男性は責任問題でもめていたのに、女性たちが首都を守った。この新しさに免じて、全体を流れるチープさには目をつぶろう