小松彩夏「国際派女優への道」

なんてこったい。小松彩夏がまた海外の映画賞を受賞だ。

  私が主演をさせて頂いた映画『Miss ZOMBIE』が、ポルトガルで開催されたポルト国際映画祭で

  最高賞にあたる最優秀作品賞を受賞しましたっ!!

  同賞を日本映画が受賞するのは、初めてのことらしいです!!

  また、同作は最優秀作品賞に加え、「オリエンタル急行部門」特別賞も受賞。W受賞の栄誉に輝きました。

  バングラデシュダッカインターナショナルフィルムフェスティバルのAustralasian Competitionにて脚本賞を受賞したほか、

  ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭でもグランプリを獲得しています!!

  こんなにも世界中の方に観て頂けて、認めて頂けていることを本当に嬉しく思います!!

聞いたことない映画祭ばかりだが、ちょっと調べてみた。

  ポルト国際映画祭

    ポルト国際映画祭(Festival Internacional de Cinema do Porto)は、

    ポルトガル第二の都市ポルトで毎年2月末から3月初旬に開催される国際映画祭である。

    1981年に創設されたファンタジー系作品を対象とするジャンル映画祭で、「ファンタスポルト(Fantasporto)」の愛称を持つ。

  概要

    ・世界三大ファンタスティック映画祭のひとつに数えられる。

     世界三大ファンタスティック映画祭は同映画祭の他に、シッチェス・カタロニア国際映画祭ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭がある。

    ・ファンタジー系作品(SF映画・ホラー映画・スリラー映画・サスペンス映画など)を対象とするジャンル映画祭。

そうなんだ。そうなんだとしか言いようがない...「ポルト」ってポルトガルを略したのかと思ったら、そういう都市があるのね。「ポルトガル第二の都市ポルト」ってことは、第一の都市は「ガル」だな*1。こうなったら世界三大ファンタスティック映画祭の残りふたつ、シッチェス・カタロニア国際映画祭ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭にも入賞したらんかい。
以前に受賞した映画祭を調べていたときも思ったのだけど、「ファンタジー」って言葉、もともとの意味と、日本での意味が違うよね。日本だとSF、ホラー、伝奇と細分化されていてファンタジーは魔法や伝説を題材にしたものでしょ。この映画祭だとスリラーやサスペンスもファンタジーに入れちゃうんだ。小説でいうと純文学以外はすべてファンタジーみたいだね。私はかねがね文学の分類でうまい呼び名がないジャンルが気になっていたんだ。SFのように未来や別の天体でもない。ミステリーのように謎もない。ホラーのように怖いことも起こらない。冒険小説ほどのアクションもない。時代は現代、舞台は日本なのだが、かといって純文学でもない。映画だと「ジャッジ」みたいな分野。テレビのゴールデンタイムの原作みたいな分野。大衆小説、娯楽小説、中間小説、通俗小説、すべて死語になってるでしょ。ただ、ここを定義してしまうと純文学との境がすごく難しいね。音楽もフォークソング→ニューミュージック→J-POPとなる過程で、たとえば奥村チヨの「恋の奴隷」や梓みちよの「二人でお酒を」みたいな曲はなにになるのかと。昔の「歌謡曲」がいまの「J-POP」なのか? そうするとフォークソング→ニューミュージックの系譜が途絶えたことになるのでそれも違う気がする。ゾンビとぜんぜん関係ない話だな。
しかし、海外でどれだけ賞を獲っても国内で評価されないと小松彩夏のブレイクにはつながらない。うーん、この先はどうしたらいいのだ。いまのうちにこっそり撮影をしてあと30分くらい付け足し物語をもう少し深みのあるものにしておくのはどうだろう

*1:なんで逆なんだよ