平成22年度産のお米あります

今回のは笑えない。ついにここまで来たか。新しい日付の商品ばかり買い求めるあまり大量のゴミを発生させている日本人が、ついに新米を避け始めた。このスーパーは西日本の米や牛乳も置き始めた。もういいじゃないか、みんなで内部被爆しようぜ。だが、小さいお子さんや妊婦さんはそうも言ってられない。どんな気持ちで毎日を過ごしているのか、本当に胸が痛む。
原発事故調査委員会の中間報告のニュースが出始めた*1。要するにこれは天災じゃなくて人災だったんじゃないか。「今回の事故は想定外にどう対応すべきか重要な教訓を示している」ってのも変な結論だ。想定外にどう対応すべきかじゃなくて「可能性があることは想定すべき」だろうな。ただ、それにしても東電の対応がお粗末ということなのだろう。記事がどこだか探せないのでリンクを貼れないが、報告書の別の部分では菅が事態を悪化させたというのもあった。もうなんなんだよ。
私が子どものころ、放射能の影響でミュータントに進化するという話がけっこうあった。会社で昼飯を食っているとき、ミュータントになるならどういう能力を身につけたいかを同僚に聞いてみた*2。「透明人間になる」「空を飛べるようになる」「時間旅行ができるようになる」...お、おまえらは小学生か。これが大人の発想か。まず透明人間は以外と不便だ。透明人間になったらどうやって暮らせばいいか、徹底的なリアリズムで物語にした「透明人間の告白」という小説がある。
  

透明人間の告白 上 (河出文庫)

透明人間の告白 上 (河出文庫)

これは傑作なのだが新潮文庫は絶版になったと思った。いまは河出文庫から出てるのだね。透明人間になると飯が食えない。胃の内容物が見えてしまうのだ。あと空を飛ぶならそれなりのコスチュームが必要だ。スーツにネクタイだろかなりマヌケな感じがする。これも却下。時間旅行は放射能くらいでは無理なような気がするぞ。これも却下だ。こいつらホントにアホだ。私か? 私が身につけたい能力は「無生物に変身する」。私が好きな人の携帯電話になれればすごく幸せになれるように思う*3。だが、無生物になると飽きたときに元の人間に戻る思考能力が残っているのかが心配だ