北川景子「大女優への道」

モップガール第8話「万年筆は回収したのでちゅか」の巻
23:15を少し過ぎていつものようにワンセグ携帯をテレ朝に合わせたらもう始まってるじゃないか。あのオープニングが好きなのに見逃したかあ。被害者の恋人に先代のセーラームーン登場。今日はセラミュ・セーラームーンと実写版・セーラマーズの夢の共演だ。なんてぜいたくなキャスティング。と思えるのはセーラームーンファンだけで、ふつうの人には中西の奥さんかタダ友の人だ。今回は新たな事実が判明した。タイムリープは被害者が殺された日の朝に戻るのだとばかり思っていたが、そうではなくて

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のだ。番組が北川景子が目覚める朝から始まれば朝に戻るが、番組が雑誌社から始まれば雑誌社に戻るのだ。すると、被害者が殺されたところから番組が始まると、タイムリープしても被害者を救えないではないか。番組の中の人、どこから番組を始めるか細心の注意で臨んでくれ*1。そんなこんなで20分近くが経過した11時33分ごろにオープニング。
おもしろかった。今回は非常にわかりやすい話だったと思う。いままでの回はいちばんの悪党は被害者だったり、加害者側にも一分の理があったり、または殺す理由も殺される理由もよく考えると無いナンセンスだったり。ところが今回は被害者はとことん善人で、加害者は救いようのない悪党。第8話にして初めて勧善懲悪の物語が出てきた。逆に言うと、おきまりのヒーロー物語をいかに避けて来ているのかがわかる。いまだに某外国ドラマのパクリだと言ってる人。いいかげんに物語の構造に気がついてくれ。
北川景子のおバカぶりにはますます磨きがかかる。こういうおバカ演技はけっこう難しくて、そこだけ浮いてしまい「無理してやってる感」が鼻につくことが多い。過去のレビューにいただいたコメントで、なにかの雑誌に「北川景子は華がない」と書いてあったそうだ。たしかに北川景子は同年代の人気女優に比べて眩しいばかりの躍動感というのは無い。だが、このドラマでは北川景子の内向性のベクトルが幸いして、シリアスモードからギャグモードへの遷移が実にスムース、気がつくと北川景子がおバカをやっているという感じで嫌みがない。やっと慣れてきたのに残りあと3回なんて惜しい。
エーゲ海コスは予告編でわかっていたが、小学生コスは強烈。こんな名場面を予告編で隠していたなんて。リコーダーは反則だ。

     モップガール第8回まとめ

     おはなし  ★★★

     おバカ度  ★★★

     景子変顔  ★☆☆*2

     コスプレ  ★★★

     リコーダ  ★★★*3

     レオチラ  ☆☆☆

*1:それではドラマが成り立たないでしょ

*2:つうか慣れてきてだんだん変だと思わなくなってきた

*3:1回限りの飛び道具の採点表を出すなよ