(商品番号27-40629)戦艦大和

ネーミングで笑わせてくれるJR東日本グループの通販雑誌「NRE Train SHOP」だが、今回はシンプルだ。無念にも海に沈んだ多くの英霊を考えたら、この商品は茶化せない。今回は突っ込みをやめて解説だけを粛々と紹介しよう。

     世界最大の主砲を持つ名戦艦”大和”が
     1/250スケールの木製模型として、いま蘇る−−−!

     横幅1メートルにもおよぶ大迫力の戦艦です!

     [サイズ]W15.5×D106.2×H28.9cm [重量]5kg(日本製)

     ※塗料、接着剤、工具は付属されておりません

     ※製作開始後の返品はご遠慮ください

     製作参考時間 約130時間

     木製部品72種! 金属部品134種! 総部品数1297点!

     税込89,250円

だめだ。これだけ突っ込み所を用意されたら。「横幅1メートル」って、船の場合は進行方向を横と呼ぶのだろうか。てっきり進行方向に対して直角方向の幅が1メートルだと思ってしまった。それでは船の長さは6〜7メートルになってしまう。この雑誌の商品はほとんどが中国製だが、これはメイド・イン・ジャパンだ。接着剤は自分で用意するらしい。これだけの模型を作るにはボンドを10本くらい用意しておく必要がありそうだ。

     ※製作開始後の返品はご遠慮ください

って、そんなやついるのか。わざわざ書くくらいだから途中で挫折して返品を強要する人がいるのだろう。同じ日本人として恥ずかしい。さすがに1メートルの巨大な模型なので製作には130時間かかるそうだ。なにしろ部品点数が1,297個。必要な部品を探し出すだけでも一苦労だ。1日4時間ずつ作業をしても1ヶ月以上必要かかる。その根気がある人なら89,250円は高くない。もちろん私はいらない。