小池里奈「アサ芸シークレット」(中編)

小池里奈ちゃんとはぜんぜん関係ないんだけど、表紙に気になる見出しがあったよ。

  特殊ファン交流

...なんとなく内容は想像つく。知りたいような知りたくないような複雑な心境だ。怖い物見たさで記事を見てみた。

  dreamy 

  海の家を借り切って1部では浴衣、2部では水着の撮影会、その後にバーベキュー

正統派だ。最高じゃないか。このユニットのファンでない自分が悔しいよ。これはメジャーアイドルではできない。収拾がつかなくなるからね。マイナーアイドルだからこそできるイベントだ。バス旅行とかだと、どうしてもグダグダになる瞬間がある。このくらいの催し物の方がいいと思う。

  ひめキュンフルーツ缶 

  バレンタインライブ−手作りチョコの手渡し会、あ〜ん会

これもマイナーアイドルならではの正攻法。ちなみに「あ〜ん会」はその名のとおり「あ〜ん」してもらえるそうだ。

  つりビット 

  海釣り

釣りビギナーの少女たちで結成され、釣りを極めることを目標にしているそうだ。釣り上級者のファンは、メンバーにいいところを見せられるので好評だそうだ。って、こうなったら歌はいらないだろう。だがこの方向性はいろいろ応用が利くよね。鉄道、書道、ゲーム、競馬・競輪、パチンコ、なんでもいいわけだ。でも歌はいらないよな。

  pramo 

  フラワーアレンジメント教室

このユニットはフラワーアレンジメントを極めることを目標としてるわけではなく、たまたまそういうイベントを催したと。講師を招いて本格的なフラワーアレンジメント体験をし、そのあとメンバーとの昼食会で、4,500円とはなかなか良心的な価格設定。これはファンが30人を超えたらできない超マイナーアイドル用のイベントだな。これもいろいろ応用できる。陶芸でも七宝焼きでもなんでもいいわけだ。逆に市町村が開催している市民講座とタイアップして、月替わりでいろいろなことに挑戦したらよい。アイドルを応援しながら趣味も広くなるわけだ。

  PASSPO 

  2階から目薬(高さ5.5メートルの位置から目薬を落としてくれる)

楽しいか? これをしてもらってうれしいか?

  しず風&絆 

  客上走行−ファンの上を歩く

いなばの白ウサギか。ここまでで紹介したイベントでもっとも金と手間がかかってない。これがAKBだとなにをされるか危険がいっぱいだが、マイナーアイドルのファンは悪いことは絶対にしないのだ。

  BiS 

  ケツバット会、ハリセン会、ローション握手会(ファンからは大好評だったそうだ)、

  キス会、チュー会、KISS会

もうなんでもありか、なんでもするのか。ここまで趣向を凝らすと、このユニットの存在意義がCDを売るとかライブをやることではなくて、ファン交流イベントをするために存在するユニットになっているような気がする。その指向性に無理があったようで解散をしたそうだ。ちなみに「キス会」はチケットにメンバーのキスマークをつける。「チュー会」は「ホイップクリームを口にチューと絞り出す」というもの(よくわかりません)。「KISS会」はロックバンドKISSのメイクをしたメンバーとチェキが撮れる。惜しいな。解散しなければ次は「きす会」で、メンバーがその場できすの天ぷらをあげてくれるイベントだったはずだ。

  AeLL 

  開墾バスツアー

竹藪伐採などの過酷な肉体労働を行なう。楽しいのか? だがアイドルと一緒にいる時間が長く、達成感があるのでファンには好評だったそうだ。このユニットはアルバムの購入枚数によって、30枚で手料理を食べられる、100枚で1時間半のデート(マネージャー同伴)ができるという特典があるそうだ。これはいかん。工夫がなさすぎる。複数枚購入を前提としたイベントはいかんよ。このユニットも9月で活動休止だそうだ。
こうしてみると、みんないろいろ考えてるなあ。彼女たちを支えているファンも立派だ。だが残念なのが、どのユニットもメジャーへの道が見えてこないことだなあ。こういうユニットを見ていると、台湾に帰れば始球式をやったりテレビに出ているウェザーガールズがすごいユニットに思えてくる...