検証・これが実写版の台本だ!−まとめ

約1ヶ月に渡って3冊の台本を見てきた。放送では、かなりの脳内補完をしないと付いて行けない場面展開(act34の亜美ママの行動)や唐突に出てきた設定(美奈子が戦士として目覚めてないことをレイが知っていたこと)も台本では順を追って語られているのがわかった。DVDの特典映像である程度は知ることができるのだろうが、まだまだ埋もれているシーン、未知の会話があるのだろうか。カットされた場面や放送で使われなかった会話が多そうな回を考えてみた。
【act12】美奈子のうさぎに対する心境の変化にいまいち説得力が無い。
【act16】うさぎとなるを巡る亜美の心境の変化は番組中もっとも難解な箇所と言える。亜美のセリフやなると和解できた理由など、私はひこえもん劇場を読むまでわからなかった。
【act40】舞原監督の性(さが)で東京フレンドパークの部分を必要以上に長くして、大事なシーンをバッサリと。
【act41】別に不明な部分はないのだが、イベント盛りだくさんの回なのでなにかありそう。
【act42】前週でまことがセーラー戦士であることを知った元基があまりに普通すぎる。どこかミステリアスなまことの正体がわかってすっきりしたとか、まことを想う気持ちから努めて普通にしようという元基のけなげさとの解釈でもよいのだが。
【act47】美奈子の死。小さいお子さんへの配慮から敢えてわかりにくくしたと思うのだが、それにしても...
【act48】act47でダークキングダムに戻ろうか迷っているネフリンが、act49でこの世界に残ることに決めるまで*1の何か転機になるシーンがact48にないのか。
【act49】もう少しなんとかなってなかったのか...
結局、40話台はほとんどじゃないか。台本を競り落とした人は貸してくれんかのう...
(完)
セーラームーンの想ひ出」は次回作の構想中。神が降りるまで通販生活と北海道をまったりと続けます。

*1:特典映像にあるらしい